8月頭くらいに話題になるかも。21年の新人看護師に優しくしたいって話
大学がオンライン絶好調
大学生が他の人は通勤・通学制限解除になっているのに自宅でしんどい、というつぶやきをされているのも目にした。早く講義再開してほしい気持ちもあるけど、高齢の教授が講義が原因でなんてことになったら自責の念でどうにかなってしまいそうな気もしてしまう。ビールでも持ってどうした話聞こうかっていう訳にもいかない。そもそもが他人だし。ままならない。
さて、医療を支える看護師なんだけど、大学の看護部を卒業した人に聞くと、シラバス的には講義ごとに所定の実習がマストなんだそう。
ただ、新型コロナウィルスの関係もあって、実習受け入れられる病院や施設が激減。看護学校を卒業した知り合いの後輩(つまり他人)は、学校での模擬練習で実習代わりにしているんだそう。
「実習中に心折られる」
というのはよく聞く言葉で、知識と現実の差を実感するのが実習なのだそうだ。例えば患者さんにつば吐きかけられたり、目の前で嘔吐があったり、呻く患者さんをみんなで看護したり、軽いミスでもガツーン!と叱られたり・・・という経験、ここまで聞くのにお昼いっぱいかかるほどだったから、相当なものなのだろうと思う。
その実習が、今年はない。つまり、看護師になろう!と頑張っている方々が実習せずに国試(看護師(保健師、助産師)国家試験の略でこくしと呼ぶそうなので真似てみる)を受けて、新卒として病院に参加する可能性があるということだ。
これは由々しき事態だ。実習の経験が例年よりも浅いと多分新卒の方々の方が痛感しているだろう。先輩に話を聞いたりしているのだから。その状態で、現場に配属されたらどうなるのか。きつかったりしんどかったりが、例年より強くでたりしないだろうか。なにせ、自習ほぼなしで来るだなんて、前例がほとんどないものだから、分からない。
優しくしたい。新人に
ちなみに新卒ってどれくらいいるのか調べてみたけど、看護協会さんで出してる平成29年(2017年)の数字が最新のようでしょうか。なんか総務省とかにありそうなフォーマットなんですが見つからず、DLしてグラフにしてみた。
1学年の人数で、最小で615名の和歌山県、最大は東京の8092名だそうだ。
最少人数の和歌山県。病院は83件、平均すると1病院あたり7~8人の新卒がきてもおかしくない数字ということだ。7~8人って多いな。1つの部署できてしまうおmのな。
もちろん、国試で弾かれたり、医療ではない道に進む方もいらっしゃるから全員とは言わない。
けれど、不安を抱えた新卒が入った先で人員が少なくて教育が回らず、心に傷を残したりしないだろうか。
新卒で入った先がブラック企業で、古の教えに従って3年勤めた後に転職したのだが、その時言われた理不尽な指導は今でもふとした時に甦って判断を鈍らせてきたりする。
医療機関は一般企業よりもずっとシビアだ。命の瀬戸際で戦ってくださっている。そんな仕事内容だけでもしんどいところで、新卒がペキペキにならないように。
そして、受け入れ側の方々の教育工数の増大も考えられる。中核を担う医療関係者の皆様が少しでもしんどくないよう、いい体制が整えられるようにと思ってやまない。
早目に中途採用するとか、組織改善するとかなんだろうけど、それも大変だよな・・・。
(ちなみに、国試は大体2月半ばに実施される。詳細は8月1日頃に出されるので、その前後で話題になるかもしれない。先取りということでひとつ。)
2020-07-20 はるよし
※7-21の朝に読んで、タイトルの【予言】がなんだかはずかしくて消しました
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