みやこ

社会人5年生になりました。十勝晴れの地でのびのびしてます☀️学生時代の思い出話などつらつらと。社会人から音楽も始めました。

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最近の記事

200色の「すき」のパレット

マイナス20℃の冬、いつものようにTwitterを眺めていると、とあるツイートが目に飛び込んできた。 中村森さん、という方のツイート。初めて目にする方だった。 しかし、一瞬にして自分のこれまでがぶわぁっと蘇ってくるような。今まで時々考えつつ、でも人に話すことでもないなと自分の中にしまっていたものに、そっとあたたかくランプの光が当てられたような。思わずスクロールできずに見つめながら考え込んだ。 なお中村森さんご自身が後日このツイートの背景をエッセイにしたためておられ、そち

    • あの頃も「花束みたい」だったのかな

      春に観た映画の話を今頃載せてみる。下書きを勢いで書き散らしてそれきりになっていたもの。 4月、今の町に住んでから初めて映画館へ行った。隣の市にひとつだけある映画館。半年前から持った小さな車を運転して、ひとりで。 観たかったのは「花束みたいな恋をした」。 撮影地が京王線沿線で、大学時代に見慣れた風景がたくさんある、という噂を聞いて気になっていた。しかしながら、話題のラブストーリーをひとりで、というのはなかなかに気恥ずかしく。しばらく迷ったが、上映終わり間近と知って思いきっ

      • となりの席のやんちゃな天使

        「おひさまたち」のひとりの話。 みんなと出会う半年ほど前、ひとりだけひょんなことからすでに出会っていた子がいた。 当時、私は大学4年目で2年生で休学中、あの子はぴかぴかの1年目。あの子の目に私はどう映っていたのだろう。 今度の春から一緒に授業受けるからよろしくね、と言ったら、えええどういうことですか?!と目を丸くして、でも笑っていたのをなんとなく覚えている。 春、私が震える手で教室のドアを開けておそるおそる顔を上げた時に、真っ先に知り合いの顔で、あ!みやこさん!と言っ

        • おひさまたちと過ごした3年間

          彼らとの出会いは、今でも忘れられない。 留年と休学を経て、大学に復学した5年目。学年の進行上ではまだ2年生だった私は、3つ下の子たちのクラスに交ぜてもらうことが決まっていた。 最初の授業に向かう足取りは重かった。3つも上の人間が突然加わって、どう思われるんだろう…?きっと私が一番ペルシア語できないし…なんなんだこの人ってなるだろうな… 正直、怖かった。たとえ針のむしろのような状況でも頑張って来なければ、と覚悟はしていたものの、ドアノブにかける手が震えた。最初が肝心、笑顔

          いつも居場所でいてくれた

          「剣道部はぼっちの集まりだから」 「うちの部はとにかく人がいいから絶対に大丈夫」 剣道部の人びとのことを考える時、ふたつの言葉を思い出す。 ひとつめは、私が1年生の時の新歓で4つ上の先輩がにこにこと言っていた言葉。 ふたつめは、私が3年生、幹部の年の新歓の時期、誰も入ってくれなかったらどうしよう…と不安でしかたなかった時に、2つ上の先輩にふわりと言われた言葉。 もちろん、ひとつの部の中にもいろいろな人がいる。むしろひとりひとり全然違う。◯◯部の人はこう、ということな

          いつも居場所でいてくれた

          剣道がそっと手招きした、いつかの春

          大学で剣道を始めました、と言うと驚かれる。珍しいねぇ、なんでまた、と言われる。 一応毎回、答えることにしているのは ・武道に興味があったが高校までそういう部活がほとんどなかった ・大学で外国のことを学ぶからこそ、日本の文化にも触れたかった ・武道の中でも剣道がかっこよかった ・剣道部の雰囲気が好きで、その一員になりたいと思った といった理由。 しかし、本当は、この陰にはもっと長いお話がある。 あまりにも長いし、特別面白い話でもないし、と今までわざわざ人に話すことがなかっ

          剣道がそっと手招きした、いつかの春

          私がUターン就活を決心したわけ

          (追記2023年7月):就活話をシリーズで書こうとしていたものの完走しそこねて4年ほど経ってしまった。が、なぜUターンを選んだか、という話はやはり公開で残しておきたい気がする。そんな訳で数年前の書き散らしを以下に残します。 --------------------- 「なんでわざわざ地方で就活?」ということについて。会う人会う人に尋ねられて「やっぱり地元がよくて!」くらいの雑な答え方をしていたが、実はそれなりにいろいろ理由はあった。まずはそのへんについて書いてみようと思う。

          私がUターン就活を決心したわけ

          憧れにはまだ程遠いけれど (はじめてのnote)

          昔から、話すことより書くことの方が好きだった。 中3の時に書いた作文は「私は、話すことが苦手です。」で始まる。臆病で、気にしいで、何かを口に出して後悔することが怖かったあの頃。年を重ねて、世間話は上手になった。話し下手であるならば、聞き上手になればいいのだと学んだ。 しかし、やはり聞いているばかりではいられず、自分の中にあるものを口に出さなければならない時もある。そんな時はやっぱり一苦労だ。そしてごくたまに、心の奥底の方に眠る、いつもは人に見せないものを言葉にしようとする

          憧れにはまだ程遠いけれど (はじめてのnote)