スタートアップ流!?価値を生み出すマインドセット
”社長の鞄持ち”をテーマにこれまでいくつかのnoteを書いてきました。
ただ、最近、
読者の皆さまがイメージする”社長の鞄持ち”と私が実際に経験させていただいている”社長の鞄持ち”にはギャップがあるんじゃないかなと思ったんです。
ここに至るまでにはいくつかきっかけがありました。
例えば、「社長の鞄持ちで何を学んだの?」と聞かれたときに「こういうことを学びました」と話したことがありました。
そのとき相手から返ってきた反応は想定外なものでした。
「そういうのじゃなくて、もっと社長の近くにいたからこそっていう経験とか学びはないの?」
自分が想像もしていなかった言葉だったので戸惑ってしまいました😅
そういうことが何回かあって、”社長の鞄持ち”と一口に言っても会社の成長フェーズで業務も違うし、組織構造も違うのでこれは”スタートアップ”の社長の鞄持ちとして発信していくべきなのかなぁと思ったので今日からそういうところも意識して書いてみたいと思います。
スタートアップで社長の鞄持ちをして学んだスタートアップ流?マインドセット
スタートアップで社長の鞄持ちをして9ヶ月が過ぎようとしています。そんな中で学んだスタートアップ流?のマインドセットについて書こうと思います。
スタートアップ流?マインドセット①「3割の完成度でいいから最速のアウトプットで!」
この言葉は鞄持ちを始めた初日に言われたことでした。
「ググれカスっ!」という言葉が標準語として使われる時代に生きている者として、これは衝撃の言葉でした。
これまで生きてきた世界は自分で考えて、わからなければ調べて、詰めて詰めて自分の中での完成度をベストもしくわベストに近い形にして、それから初めて他者に見てもらい、そこで初めてフィードバックをもらうという世界でした。
なのでこの言葉を聞いた時は
「え?3割でいいの?その代わりに最速で?」
と疑問と驚きで溢れていました。
これは指示されていたことが未経験のことで、考えてもできるレベルには限界があるということを見積もった上で言われていた言葉なのかなと思ったのですが、そうでもないような気が最近はします。
9ヶ月経った今でも一番求められるのはとにかくスピードです。
スタートアップは昨日の世界が今日の不正解いや、午前中の正解がその日の夜には不正解というぐらい展開が速いということを毎日感じています。
優柔不断とはいえないぐらい爆速でPDCAを回しています。
時間をムダに奪うことがいかにこの世界ではタブーなのかを感じる日々です。
でもこれだけ速い展開で事業を進めているからこそ、ウーバー・テクノロジーズやエアビーアンドビーみたいな会社が台頭してきたのかなと思います。
スタートアップ流?マインドセット②「喜んでくれる人をとにかく探して、探しても探しても(喜んでくれる人が)いなかったらやめればいいよ」
こちらはつい最近言われた言葉です。とある企画を私が提案させていただいたときに「これ(この企画)が相手にとってメリットを感じてもらえることなのかいまいち不安です」ということを社長に伝えました。
すると、
「それはあんまり心配することじゃなくて。みやびちゃんがどう思ったとしてもこれを喜んでくれる人は喜んでくれて進んで一緒にしてくれると思う。それよりもいかに自分の企画を喜んでもらえる人を探し続けるかの方が大事。価値が伝わらない人を説得するんじゃなくて、この価値に共感してもらえる人をいかに探して、いかにその数を多くしていくかが大事だと思う。100人にあたってそれでもだめだったらやめればいいじゃん」
なるほど〜🤔という感じでした。
たしかに、モノもサービスも溢れていて、困る事や課題というものが体感的に少なくなってきている(本当は課題はあるがそれを課題と捉えられる新しいアンテナがまだ備わっていない)時代において、価値を共感してもらえない人に説得するのはある意味時間のムダです。
それよりも、共感してくれる人をどれだけ速く、多く見つけられるか。
こういうマインドが今の時代は必要なのかもしれないなと思いました。
スタートアップ流?マインドセットが全てではない
今回は私が9ヶ月間スタートアップで鞄持ちをさせていただいている中で感じたスタートアップ流?マインドセットについて書いてみました。
もちろんこのマインドセットについて「これが全てだ!」とか、「これが絶対的に正しいんだ!」というつもりは1ミリもなくて、スタートアップではこういうマインドセットがあるということを紹介してみようという意味を込めて書きました。
他のスタートアップがどんな感じなのかよくわからないので一概には言えないのですが💦
自分が周りの方からいただく、
「スタートアップ?」「ベンチャーと何が違うの?」「社長の鞄持ちって雑用じゃん!」
という質問やご感想からスタートアップという文化が日本にはまだまだ馴染んでいないのかなと思います。
これからは”スタートアップ”ということを社長の鞄持ちシリーズの一テーマとしてnoteを更新していきます。
もし、スタートアップに関するご質問やご感想、などがあればコメントにお願いいたします。
今後のnoteのテーマを考える参考にさせていただければと思います。
それでは。