今こそ当事者意識が問われる

新型コロナウイルス感染症については憶測も飛び交っているのでこのnoteでは触れないようにしようと思っています。
ただ、最近SNSで見た投稿がどうしても気になったので今回は新型コロナウイルスについて触れようと思います。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ついに、富山県でも新型コロナウイルスの感染者が確認されました。

いろいろな憶測も飛び交う中、県内で最初に確認された感染者に対する誹謗中傷の声がSNSでかなり見受けられました。

その感染者の方が感染リスクが高い行動をしていたのは事実だと思います。

でも、だとしても、なぜSNSであそこまで叩かれるのだろうか。

SNSでのそのような誹謗中傷の投稿を見たときに私はものすごく苦しくなりました。

なぜ知らない人のことをそこまで叩けるのだろうかと。

みんなどこかで他人事だと思っている

この新型コロナウイルス感染症、感染経路不明の感染者が毎日増えてきているように、もう、誰が、いつ、どこで感染してもおかしくない状況だと私は思っています。

明日は我が身なのです。

自分がどれだけ感染リスクを抑えていても、家族が外から持ち込んで来るかもしれない。

逆に家族が感染リスクを抑える行動をしているのに、自分がそういう自覚をもった行動をしなかったら自分が家族にウイルスを持ち込む可能性があるかもしれない。

自分だけが気をつけていても、もうどうにもならないんです。

症状の差はあれど、感染すれば"感染者"という扱いを受けます。

もし、自分が富山県で最初の感染者だったらと考えると、治療を乗り越えて回復した先に、元気になったとしても世間からの大バッシングをくらうかもしれません。

久しぶりに開いたSNSで世界中の知らない人からバッシングを受けるのです。

私だったら耐えられないと思います。

もし仮に自分の大事な人がもともと病気で入院していたとします。

新型コロナウイルスの感染者が増えることでもともと病気で入院していてケアが必要な患者さんにケアが行き届かなくなる可能性もあります。

医療崩壊の危機も叫ばれる中、命の選別をしなくてはならなくなるときがくるかもしれません。

そうなると本来は救えた命も救えなくなるということが起きる可能性もあります。

もし、自分の大事な人の命が救えたのにも関わらず救えなくなったとすると。

助かった命が助からないかもしれない。

すっごくおおげさに書きましたが、この例をすべて自分ごと化するとそんな軽はずみな行動は取れないんじゃないかなと私は思います。

今、みんなが苦しいときだと思います。もう我慢するのが疲れた頃だと思います。正直私もそうです。

でも助けられる命を助けるために

感染リスクを抑えることはできる。

今こそ当事者意識が問われるのではないでしょうか。

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