地震だ!そのとき私は
一昨日の未明に石川県能登地方で最大震度5強の地震がありました。
私の住んでいる地域も震度3を観測しました。
地震発生時、私は床に就いていました。
物音がしたのと同時に揺れを感じ、目が覚めました。
じ、地震!?
夢かなと思ったのですが、確かに揺れていました。
地震だっ!!
頭ではわかってはいても身体が萎縮して動けませんでした。
幸い、ものが倒れてくることはなかったので傷ひとつなく無事でした。
揺れがおさまるとすぐにスマホで地震情報と津波情報を確認しました。
でも、それだけでした。
揺れがおさまると同時に思ったのは、
"私、災害が起きたらどうすればいいかわからないかもしれない"
富山は地震が少ないから
"富山は地震が少ないから"
富山県内ではよく聞くフレーズです。
地元の人も県外から来と人もそれを富山のいいところの一つとして認識している人は少なくないように思います。
でも、この"富山は地震が少ないから"が安全神話になっているのではないか、過信になっているのではないか。
昨日の地震で私はそう思いました。
富山県民の中にも普段から災害対策を十分にしている方もいらっしゃると思いますが、少なくとも私はそういう対策をしたことはありませんし、そもそもそういうことを考えたこともありませんでした。
他人事だったのかもしれない
私の記憶ではやはり、9年前の東日本大震災の衝撃は忘れられません。
当時私は小学6年生で、学校で集会をしていたときにちょうどあの地震が発生しました。
下校時に先生に地震があったみたいだから気をつけて帰られね〜と言われ、何があったのかもよくわからないまま帰宅しました。
家に着いてテレビをつけました。
そのときにはじめて先生の言葉の意味を理解しました。
あのとき何が起きていたのかを知りました。
あのときをきっかけに災害や防災というものを意識し始めました。
そう思っていました。
でもそれは
"そう思っていたつもりだった"だけ
ということを昨日の地震で身にしみて感じました。
実体験に勝るものはない
意識しているつもりでもやはり経年変化によりあのときの衝撃が過小評価されているのかもしれません。
そして実際に災害に遭っていないからやはりあの災害を経験された方よりは危機感が弱いと思います。
実体験に勝るものはないということです。
大事なのはこれからどうするか
一昨日のあの地震を経験して自分の災害耐性のなさを実感しました。
ただ、この地震がこれからどうするべきかを考えるきっかけになりました。
経験からしか学べないからこそ、この経験を無駄にしないように、防災について考えてみようと思います。