#051_「やりたいけど向いていない」ことはありますか?またそれで悩みますか?
ライブはやっぱりあんまり向いていないかなあ
どうも、おじさんです。ちょっと投稿の時間が空いてしまった。なかなかちょっと余裕がなかった2024夏でした。理想とのギャップね、あるある。ありまくりです。悩みまくり。自分も振り返りつつ、書いてみます。
さて、まず自分のことでやりたいけど向いてないなあと最初に思い浮かんだのは「ライブ」かなあ。演奏自体は嫌いではないのだけど、お客さんの注目を集めながら演奏するということが、やっぱりどうも苦手みたい。うまくできたらいいなあって思うけど、ずっと得意じゃないなあ。
今年、娘のピアノの発表会があって、お父さんと連弾してみましょうという流れになって。1分ほどの全然難しい曲ではなかったんだけど、まあそれはそれは緊張しちゃって。
一番緊張したのは本番ちょっと前のレッスン時にピアノの先生に聴いてもらう機会があって。先生の真横でさあどうぞと弾いたら、頭が真っ白になっちゃって、手はガタガタ震えて汗はびっしょり。もう何回も僕が手を止めちゃって。横で娘はスラスラ弾いてて。笑 落ち込んだよねえ。20年近く音楽やってきて、幼稚園の娘の伴奏もできないものかあと思って。
その後けっこう練習して、本番は大きな問題はなく終われたんだけど、演奏自体はガッチガチで全然いい演奏ではなかったし。あーやっぱり自分はライブというものが本当に向いてないなあと思っちゃった。
なんか観客の熱気とか注目とかをそのままエネルギーに変えてすごいパフォーマンスしちゃう人をたくさん見てきたし、憧れるけどねえ。でもなーんか頑張ってやるとかでは届かないレベルかも、、、というのはちょっと感じてきちゃって、とりあえず横に置いてみてます。
この数年やってるBGMのような演奏は肌に合っていて。ずっとやっていられる感じがある。実際4-5時間やることもあるし。何が違うの?とかよく聞かれるけど、僕の中では(というか僕の中だけは)全然違うんだよねえ。注目を集めないし、緊張もしないし、勝手にできるというか。音があんまり大きくないとか、あんまり人が密集してないとかもあるかなあ。僕がまずある程度、居心地良い状態にさせてもらっています。
特に今年から始めた、長時間の公開制作っていう感じは特に今、楽しいかなあ。体に合ってるかも。なんかライブと制作の間な感じ。別に僕がいてもいなくてもいいと思うし。そう思えるから力が抜けるし。力が抜けるから奇跡も起きたりするし。別に起きなくてもいいし。でも起きなくてもいい状態だからこそ起きるというか。音を止めちゃうとお客さんがびっくりするから、なんかいい感じをずっと持続させたいという、ほどよい気持ちもいいんだよね。ほどよい緊張感があって自宅で作るのとはまた違って。ちょうどいい。
まあそれも、制作をずっとしながら、ライブをやって、BGMをやった今だからこそ感じているちょうどよさかもしれないねえ。
なんというか「なりたい」がそのままのエネルギーで本当に「やりたい」になっているかどうか、というところは大事な気がするよねえ。案外イコールになっているひとは少ないと思っていて。ちゃんとイコールな人はうまく行くし、うまくいかないということはどこかぴったりイコールでないのかもしれない、という気がしてきた。
僕は「なりたい」と「やりたい」の区別はあんまり得意でないから、自分で決めないようにしている。深く考えずに面白そうだったらとりあえず小さなスタートだけでも切るようにしている。本当にやりたいことはそのままどんどんやってしまうから。あんまり続かないことはタイミングが違うんだなと思って、横に置いてどんどん次を探しているかなあ。そのうちまたやりたくなったときにやればいいんだから。その後やりたくなることが、一生こないかもしれないけど、その分視界はクリアになるからそれだけでもいいと思っている。
写真とZINEいいじゃん。楽しいならとりあえずそっちをどんどん作りまくったらいいと思った。作りまくる中でまたきっと変わってくることもありそうだよね。音楽で言えば、そのうちCDやカセット付きのZINEにしたいだとか、写真展やるのにどうしても会場音楽を自分で作りたいだとか、どこかで自分で作る音楽が必要になるかもしれない。その時にはなりたいでもなくたぶんやりたいだから、じゃんじゃんやっちゃうと思うんだよね。
遠回りにみえて、僕はそれが一番近道だと思っているよ。やりたいときはとにかく心身ともに燃費がいいからね。そういう時にやるのが結局一番楽しいし、グーンと伸びるんだよね。
最近覚えたけれど、タイミングのせいにするのはいい。笑 今じゃないだけ、ということで横に置く。いつでもできると思っておく。またいつか本気出すし、みたいな感じで。万人におすすめしないけど、僕は割と体に合っている気がするぞ。