番外編-24、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。最終日に望みを掛けられるか! ❢、ガナーズの巻。
最終日に望みを掛けられるか! ❢、ガナーズの巻。
先日のヨーロッパ・リーグのセミ・ファイナルで、バイエル・レバークーゼンへ移籍した元ガナーズのジャカが、怒り狂ったローマの選手をなだめていた。
1ファンは、自分の目を疑った。アースナルで度々レッド・カードを貰っていた、あのホット・ベッドの彼が、<まぁ、まぁ、まぁ>と、相手選手をなだめているのである。
信じられないことだ。
これだけでも、元リバプールの選手だった、ジャビ・アロンソが監督として、スーパー・コーチという名声を得たのが良く分かる。
バイエル・レバークーゼンが今シーズンInvincible(無敵で負け無し)なのは、彼のお陰だろう。
クロップが去って行くリバプールが欲しがり、手を伸ばしたが、アロンソはそれを蹴った。素晴らしい。次のオファーはレアル・マドリードからか?
引く手数多で、クラブを選ぶのはアロンソであるのは違いない。
【5月11日】フルハム vs Man C戦。
フルハムに期待したが、軽くMan Cが 4:0 で勝利。悔しいが、彼らは負けない。得失点差もアースナルに近づいてきた。
【5月12日】Man U vs アースナル戦。
昨日のMan C勝利により、この試合も<負けると全てが終わる>というプレッシャーが、アースナルに満載された。
如何にして、この満載された荷(プレッシャー)を捨てられるかが、大きな問題だ。
将棋の終盤戦、お互いに1分将棋で、一手ごとに王手をし合いになるのと、今のプレミア・リーグの優勝争いは同様だ。
藤井聡太も、1分将棋には弱い。
将棋は、一手のミスで<詰む>のである。
プレミア・リーグの藤井聡太こと、Man C も、ミスをしてほしいと1ファンは願っている。
試合開始。
富安先発。
いつもアースナル戦で活躍する、天敵ラシュフォードがベンチ入りもしていない。
【5分】カウンター・アタックしか手の無いMan U に、相手FWが滑らなければ、先制点を入れられるところだった。危ない、危ない。
ラシュフォードが居なくて良かった。彼だと決められていただろう。パーテーのミステイク。
【10分】続けて2回のコーナーキックを得るも何も起こらず。
【21分】ゴール! ❢ 絶好調トロサード。1:0。アースナル。
ホワイトが素晴らしいロング・パスを、ハーヴァートへ出す。
そして、やる気のないカシミロが、トロトロ前進していたので、ハーヴァートをオンサイドにしてしまい、彼(ハーヴァート)がクロスを送る。
そこへ走り込んだトロサードがボールを押し込んだ。
【~30分】1点を取って勢い付いたアースナルだが、なかなか追加点を挙げられない。
【37分】Man U のペナルティ・アピール。
よくある、あれ<ペナルティ・エリア内で、自らDFに触り、大男が死にそうに転んで行く>動作。
もちろん、ノー・ペナルティである。
【44分】ラヤがセーブする。ふぅ~。
ハーフタイム。
早く、追加点を入れないと、プレッシャーがドンドン重くのしかかってくる。後半早々にもう1点欲しい。
後半戦。
【~60分】負けているのに関わらず、アースナルのリズムを崩すスロー・プレーをするMan Uに、イラつくアーテッタ。
【65分】ウーデガールがカットインしながらのシュートを放つ。彼の唯一の弱点である、<シュートを打つのが遅い>ところが出て、キーパーのオナナに難なく捌かれた。
【72分】アントニーのシュートをラヤが軽くセーブ。
【~75分】サリバとガブリエルが良く守っている。いまだに1:0のスコアラインなのに関わらず、1ファンはナーバスにならない。
この2人は、今季プレミア・リーグ内で、ベスト・パートナーシップのコンビである。
【79分】マーティネリのカットインからのシュートは、オナナにスーパー・セーブされる。
【83分】ライスのロング・シュートを、またもやオナナがスーパー・セーブ。
【89分】ゴール前の揉み合いから、ジェズスがボールを蹴るが、オナナが頑張る。敵ながら素晴らしいゴール・キーパーである。
Man U ファンは、彼のミスばかりを責めて、何度も敗戦からチームを救ったことは褒めない。何故なのか??
今日だって彼が居なければ、アースナルは少なくても既に3点は取っていただろう、と1ファンは思う。
【90+分】Man U の中で、ひとり活躍のガーナッチョが、サイド・ネットへ強力シュートを打ち込む。危なかった。
試合終了。
1:0。アースナル勝利。大きな、大きな、3ポイントを獲得し、暫定首位に返り咲いた。
そしてスパーズよ、北ロンドンのプライドを持って、Man C に勝利しておくれ。
全てのガナーズとグーナーが応援しているから。
ではまた。
アースナルK(クリエーター名)
他にもマガジンがあります。一気読みできます。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。