番外編-22、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。先に試合に勝って、Man Cとリバプールにプレッシャーをかけられるか、ガナーズ! ❢、の巻。
先に試合に勝って、Man Cとリバプールにプレッシャーをかけられるか、ガナーズ! ❢、の巻。
【4月20日】ウルブズ戦。アウェー・ゲーム。2:0。アースナル勝利。
Must win(必勝以外ない)プレッシャーのかかった試合だったが、前半戦終了間際に、トロサードの、ヒョロヒョロなシュートではあったが、トップ・コーナーの良い所へ飛んで行き、ゴール内に入った。よく相手DFの間をすり抜けられたものである。
こういうラッキー・ゴールは嬉しい。
この1点は、アースナルにとって太陽並みに大きく、ガナーズに光を与えた。
後半戦も、難なくウルブズの反撃を凌ぎ1点リードを守り続け、エキストラ・タイムにキャプテンが追加点をあげた。
昨季までは、たった1点のリードだと、グーナーは安心出来なかったが、今季はまた一歩、成長した。
ゴール前で、複雑なプレーをするアースナルは、今も昔と変わっていない。
ハマると素晴らしく華麗なゴールになるが、それをしっかり決められないのが、ガナーズである。グーナーにはフラストレーションが溜まりがちだが、このたまにある、綺麗なゴールを見られるので、1ファンを止められないのである。
【4月23日】チェルシー戦。ホーム・ゲーム。
富安先発。
試合開始。
【4分】ゴル、ゴル、ゴル、ゴ~~~ル。1:0。アースナル。
たったの4分で、またもやトロサードが超重要な先制点を決めてくれた。
ライスがアシスト。彼の高額(その時は思った)契約金は、何度も書くが、バーゲン・プライスだった。
【52分】ゴール。2:0。アースナル。
ホワイトが左足シュートでのゴール。
【57分】ゴール。3:0。アースナル。
チェルシーから移籍して来たハーバートが、ウーデガールのスルーパスに反応した。
【65分】ゴール。4:0。アースナル。
ハーバートが、売られた鬱憤を晴らすかのような自身の2点目を決めた。サカのアシスト。
遠慮なくセレブレーションしても良いよ。
【70分】ゴール。5:0。アースナル。
ホワイトへ、ウーデガールがスルー・ボールを出し、彼が自身の2点目を決めた。
試合終了。
5:0。アースナル圧勝。
最終的に得失点差が意味を持つと思われる今季のプレミア・リーグである。今日の5点は大きい。
今週末、もう一つのロンドン・ダービー、トッテナム戦がある。
この好調子を維持して、スパーズを蹴散らす勝利を期待しているが、選手達よりナーバスになり緊張しているのは、1ファンを含むグーナー達である。
トッテナムは残り試合で、上位3チームとの試合が残っているため、彼らはKing Maker(どのチームが優勝するか、を決定するチーム)とも言われている。
【4月28日】トッテナム戦。
富安は、この試合でも先発。危険なジンチェンコから完全にLSBの座を奪ったようだ。怪我しないで、シーズン終了まで活躍して欲しい。
試合開始。
【15分】相手のオウン・ゴール。1:0。アースナル。
今季、アースナル得意のセット・ピース/コーナー・キックからのボールを、相手がしっかりと決めてくれた。緊張をほぐす有難いゴールではある。
しかしながら、<プレッシャー>という言葉は、現在の若き獅子達の辞書からは削除されているので、この先制点は、まぁ当然のことであろう、と1ファンは思う。
【22分】トッテナムの反撃ゴールは、オフサイドでVARが取り消した。危ない、危ない。
【27分】ゴール。2:0。サカ。
この直前に、スパーズのペナルティ要求が却下された後、素早い反撃から、サカが得意のカットインからのゴールを決めた。
先の取り消しゴールなどがあると、すぐに、こういう展開になることが多々ある。
ファンの立場が違うと、狂喜か落胆するかの、どちらかである。押され気味の試合展開だったので、1ファンは当然ながら狂喜した。
昔、お気に入りでファンだったウォルコット(引退)が、前十字膝靭帯損傷を負い、担架で運ばれたことがある。
その時、トッテナム・ファンに向かって、<2:0 指サイン>をしながら、ピッチを去って行き、スパーズの怒りをかった場面を1ファンは思い出した。覚えていらっしゃるグーナーは居るだろうか??
【38分】ゴール。3:0。ハーヴァート。
またもや、セット・ピースから彼が決めた。トッテナムは守れない。
【44分】いつもアースナル戦で活躍する、危険なソンを忘れていた。シュートが枠外に外れて助かった。
ハーフタイム。
こんまま頼む、ガナーズ。
後半戦。
一進一退。
【64分】トッテナムのゴール。3:1。アースナル。
ラヤの集中力欠如から1点を相手に与えた。キーパーのミスは、相手の得点にすぐ結び付くので怖い。気持ちを引き締めて、追加点を狙おう、ガナーズ! ❢
【~80分】ラヤが、スパーズとホーム・ファンに火をつけてしまった。勢いは、トッテナムにある。
ガナーズが、昔のナーバス・チームに戻らないように願う。
もし、3:2に成ったら、1ファンの緊張感は最高潮に達するだろう。
【87分】ゴール。3:2。アースナル。
スパーズへペナルティが与えられる。ケインの居ないトッテナム。当然ながらソンが蹴り、アースナル得意の彼はキッチリ決めた。
突然1ファンに緊張感が発生した。
【90+分】ここで、今季のガナーズの度量が測られる。1点差を守りきることが出来るか、頑張れガナーズ! ❢
彼らの4位争いにも関わってくるので、スパーズは、このロンドン・ダービーに意地をかけている。
試合終了。3:2。アースナル辛勝。
ラヤは、自分のミステイクを反省し、今後の残り3試合に、自身へのプレッシャーを持ち越さないように、1ファンは望む。
難関は、<腐っても鯛>のMan U 戦である。
兎に角も今日は、アースナルの勝ちは勝ち。
Over to you, Man C(あんた達の番だよ、Man C)
心ならずも、Man C とトッテナム戦では、1ファンは天敵スパーズを応援せざるを得ない。
スパーズよ、何とか引き分け以上の結果を残し、自らの来季チャンピオンズ・リーグ参戦に向かって頑張っておくれ。
ではまた。
アースナルK(クリエーター名)
他にもマガジンがあります。一気読みできます。
追伸: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。