黎明期のパソコンゲーム開発#45
■ZAXUSを創る ~販売後の反響~
本日9/28は41年前にPC-8001が発売された「パソコンの日」と言われています。本日は黎明期にPC-8001用として開発したゲーム「ZAXUS」の最後の話題です。
1.雑誌への掲載
ZAXUSは当初の予定から大幅に開発が遅れていたため、雑誌に広告が載ったのはかなり時間が経ってからでした。
ZAXUSが発売されたのはPC-8001のかなり後期のため、PC-8001用として動作するソフトもかなり少なくなってきており、PC-8801用など高解像度のグラフィックに対応したソフトが主流の中、160x100の画面のゲームというのはかなり少数派だったように思います。
2.販売後の反響
それでも発売後は各種雑誌にとりあげられ、「今月の注目ソフト」に選ばれるなどしたこともありました。
パソコンショップに行くと、ショップに居た方から「隠れキャラみつけたよ!」「多重スクロールってどう作っているのか」など声をかけられて頂いたこともあったように思います。
しかしZAXUSが発売された時期は1985年、すでにPC-8001が発売されてから6年後であり、PC-8001でソフト開発を行う時代は終わりを迎えつつありました。
次からは黎明期が終わったあと時代(成長期)についての話を書きたいと思います。