宮田康宏

学生時代はPC8001でパソコンゲームを開発。現在はIT会社に勤務。 休日は家庭菜園とIngressを楽しんでます。Twitterは@miyata_yasu

宮田康宏

学生時代はPC8001でパソコンゲームを開発。現在はIT会社に勤務。 休日は家庭菜園とIngressを楽しんでます。Twitterは@miyata_yasu

マガジン

  • FANFUN VRを創る

    黎明期のパソコンゲーム「FANFUN」をVR版としてリメイクするまでの体験談です

  • 黎明期のパソコンゲーム開発

    黎明期のパソコンゲーム開発について、思い出を含めて書いています。

  • 黎明期のパソコンゲーム開発【アーカイブプロジェクト】

    黎明期のパソコンゲーム開発の各種資料を保存・共有する活動を書いています。

最近の記事

【名古屋の各所への立ち寄りついでに】DropArt探し【公開期間:~11/30】

◆【名古屋の町を再発見!敷地内に隠されたDropArtを見つけてみよう】 8thwallの実験を兼ねた、個人企画の勝手イベントです。 名古屋の街を散策ついでに楽しんでいただければと思います(隠されたDropArtを見つけるだけの単純なゲームです) ※8thwall(webAR)を使った宝探しゲームの実験版です。 ※各敷地内のどこかに10ヶ所、AR (Dropart)が隠されているので、スマホカメラで探し出す簡単なゲームです。 ◆アクセス方法 対象の敷地は5ヶ所(各敷地に

    • 【MissionDay橿原の立ち寄りついでに】DropArt探し【公開期間:2023/11/2~11/30】

      ◆【橿原の町を再発見!敷地内に隠されたDropArtを見つけてみよう】 MissionDay橿原の開催記念として、個人企画の勝手イベントです(怒られたらやめます) MissionDayで街中を回る中、ちょっとした休憩の合間に楽しんでいただければと思います(隠されたDropArtを見つけるだけの単純なゲームです) ※8thwall(webAR)を使った宝探しゲームの実験版です。 ※Missiondayのルート上にある各敷地内のどこかに10ヶ所、AR (Dropart)が隠さ

      • FANFUN VRを創る#7

        今回は開発方針・基盤整備の後の、実際ゲームを形にしていく流れについて記載していきます。 実際はもっと試行錯誤・作っては壊しの連続でしたが、大まかな流れを思い出しながら記載しています(大規模な開発プロジェクトでは、もっと企画・設計などプロジェクトに適した進め方があるかと思いますが、過去作品のリメイクにあたり、最も大切にした進め方を中心に記載していますので、開発プロジェクトの流れでいうと違和感があるかもしれませんがご容赦下さい) ■基本的な遊び方を設定 FANFUNのゲームの

        • FANFUN VRを創る#6

          前回は開発環境や進め方を記載しましたが、今回は開発方針などについて記載していきます。 ■開発方針 今回のFANFUN VRでは「レトロだけどあたらしく」をコンセプトにしていました。 どこか懐かしく、昔ゲームセンターで新しいゲームを見た時のワクワク感をVRの世界で表現出来たら面白いのでは?という感覚です。 ドンキーコングしかり、ゼビウスしかり、昔のゲームはクリアしたら次にどんなステージが待ち構えているのか、この先にどんな敵やしかけが待ち受けるのか?のワクワク感があったように

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        • FANFUN VRを創る
          7本
        • 黎明期のパソコンゲーム開発【アーカイブプロジェクト】
          18本
        • 黎明期のパソコンゲーム開発
          65本

        記事

          FANFUN VRを創る#5

          今回はFANFUN VRのイメージを形にしていくため、どのような進め方で形にしていったかについて記載していきます。 具体的な開発内容などは後々記載していこうと思いますが、「もやもや」っとしたイメージを形にしていく進め方などについて記載しています。 (自分自身、仕事でゲームを作っているわけではないので、あくまでも我流の作り方/進め方です) ■開発環境/何で創るのか? イメージ固めの後は、具体化していくわけですが、なんせVR。3D空間を創り・視る道具が必要になるわけですから、

          FANFUN VRを創る#5

          FANFUN VRを創る#4

          ここからは何回かに分けて、どのようにFANFUN VRの開発を進めていったのかを紹介していきます。 もともと趣味で始めた開発であり、個人的にこんな風に作っていく人もいるんだくらいの感覚で読んで頂ければ幸いです。 ■開発のきっかけ 元々のFANFUNを創ったのは1983年。来年FANFUN開発から40周年になることもあり、何か残すものを創りたいという想いからでした。 (VR版にしようとしたのは後付けで、たまたまOculusQuest2を購入した機会に合っていたというのもあり

          FANFUN VRを創る#4

          FANFUN VRを創る#3

          FANFUN VRでは様々なステージ・エリアを用意しており、それぞれのステージ・エリア毎に攻略の仕方や謎解きなどの要素があります。 今回はそれぞれのステージ・エリアの紹介です(完全なネタバレにならない程度のご紹介としています)。 ■FANFUN VRのステージ・エリア FANFUN VRでは5つのステージと、各ステージ毎に10のエリアが用意されています。 各ステージは、プレイする人の気分・スタイルに合わせて自由に遊べるよう、それぞれのステージに特徴を持たせています。 ・

          FANFUN VRを創る#3

          FANFUN VRを創る#2

          「レトロだけど新しい」FANFUN VRですが、その名の通りレトロゲームをVR風にリメイクしているため、ちょっと独特な創りとしています。 今回は遊び方を含め、どのようにして遊ぶのか、またどのようなステージを用意しているかなどゲームの内容面についてご紹介します ■FANFUN VRの遊び方 FANFUN VRはVR用ゴーグル・コントローラで遊びます(VR専用で開発しているため、パソコンやスマホには対応していません) VR用のコントローラを持ち、FANFUN VRを起動させ

          FANFUN VRを創る#2

          FANFUN VRを創る#1

          パソコン黎明期のゲーム「FANFUN」をVR風にリメイクした「FANFUN VR」を創ってみました! 創ろうと思いたったのは2021年2月頃。なんとなく創り始めてみたものの、試行錯誤の連続で1年4ヵ月ほどかけてやっと形になってきた感じです。 ここでは、「FANFUN VR」を創っていく過程や苦労話などを記載していきたいと思います。 (不定期掲載になると思いますので、のんびりと読んで頂ければ幸いです) ■FANFUN VRとは? FANFUN VRは、次々に現れる風船(ボー

          FANFUN VRを創る#1

          【Ingress】DropArtの思い出#6(最終回)

          Ingressの旧スキャナーScanner[REDACTED]のアイテムデザインにて制作を続けていたDropArtですが、2019年10月1日のサービス終了まで、DropArtは通算1000作品を作成し続けていました。今回はいよいよ1000作品目に到達した時の話題です。 ■DropArt1000作品目の思い出Scanner[REDACTED]の終了時期が発表となった時、同時に脳裏に浮かんだのは、「サービス終了までに、このDropArt作品を1000個まで作り上げよう」でした

          【Ingress】DropArtの思い出#6(最終回)

          【Ingress】DropArtの思い出#5

          DropArtも当初、特定の場所に作品を作り上げスクリーンショットを取ればおしまいとしていましたが、より表現力を高めるため後半では複数の作品をスクショで撮っておき、それをつなぎあわせて動画にすることもしていました。今回は動画版作成に関する話題です。 ■DropArt ~THE MOVEIS~名前の通り、DropArtを動画にすることに挑戦した作品です。作り方は簡単。DropArtを作成してスクショを取り、アイテムをちょこっとずつ置きなおしてスクショを撮るのを繰り返し、後でス

          【Ingress】DropArtの思い出#5

          【Ingress】DropArtの思い出#4

          DropArtは思い立って制作を続けること約3年、ほぼ毎日作っていく中では様々な出来事がありました。今回はその中でも思い出深いアノマリーについて記載していきます。 ■アノマリーとはIngressの世界では度々アノマリー(XMアノマリー)というイベントが開かれていました(昨今は様々な事情により、しばらく開催はされていません)。 世界中のユーザ(エージェント)が参加してのこのイベントでは通常のIngressのゲームとは異なる形でプレイするものとなっており、アノマリーの開催地で

          【Ingress】DropArtの思い出#4

          【Ingress】DropArtの思い出#3

          DropArtは限られたアイテムの種類で描いているため、どうしても表現力に限界はありますが、逆にその分「制約事項のある中で、どうアイデアを振り絞って作品を作るか」に注力することができます。今回は素材や制約をいかに逆手にとるか、またDropArt自体を使った作品について紹介します。 ■素材の制約を活かすIngressではアイテム以外にも使える素材があります。こちらはポータル自体を素材にしてみた作品です。 またコントロールフィールドや自分自身の枠(?)をつかった作品もあります

          【Ingress】DropArtの思い出#3

          【Ingress】DropArtの思い出#2

          DropArtはIngressのアイテムを使ったARTですが、ゲーム中のアイテムを使って絵などを描いていくため、若干のクセ・テクニックが存在します。今回はそのTIPS&テクニックについて紹介します。 ■DropArtの作り方(基礎編) ①Ingressのアプリを開き、インベントリからアイテムを選択→ドロップ。  ②少し移動してドロップした向きを確認し、方向が気に入らない場合はアイテムを拾って、再度①に戻ってドロップし直します。  ③あとは、気に入った作品に仕上がるまで、アイ

          【Ingress】DropArtの思い出#2

          【Ingress】DropArtの思い出

          約2年前の2019年10月1日、Ingressの旧スキャナーScanner[REDACTED]がその役割を終え、Ingress Primeに移行されました。この記事は主としてScanner[REDACTED]時代に描いたDropArtの思い出を記載しています。 ■Ingressとはナイアンティック社が開発・運営する、スマートフォン向け拡張現実技術を利用したオンライン位置情報ゲームです。位置情報ゲームとしては同社の「ポケモンGO」が有名ですが、その「ポケモンGO」のポケストッ

          【Ingress】DropArtの思い出

          黎明期のパソコンゲーム開発【アーカイブプロジェクト#18】

          募集期間終了のお知らせ 皆さまのご支援のおかげで、無事クラウドファンディングの募集終了致しました! 達成率はなんと194%!219名の方よりご支援を頂き、ただただ驚いいます! ただし、クラウドファンディングは皆さまにリターンをお渡しして初めてゴールのため、募集終了は新たなスタートと考えています。 今後の流れとしては以下を予定としておりますが、まだまだ慌ただしい日々が続きそうです。引き続き、暖かい目で見て頂けるとありがたいです! 11/15:クラウドファンディング募集

          黎明期のパソコンゲーム開発【アーカイブプロジェクト#18】