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FANFUN VRを創る#5

今回はFANFUN VRのイメージを形にしていくため、どのような進め方で形にしていったかについて記載していきます。
具体的な開発内容などは後々記載していこうと思いますが、「もやもや」っとしたイメージを形にしていく進め方などについて記載しています。
(自分自身、仕事でゲームを作っているわけではないので、あくまでも我流の作り方/進め方です)

■開発環境/何で創るのか?

イメージ固めの後は、具体化していくわけですが、なんせVR。3D空間を創り・視る道具が必要になるわけですから、最低限の開発環境をそろえる必要があります。
でも、VRのゲームって、どう作るのか、どうやったらいいのか当初はさっぱり。そもそもどのような環境があれば構築できるのか、どの程度の初期費用が必要なのか、また作れたとして他の人に遊んでもらえるよう配布したりできるのか、まったく知識ゼロの状態からスタート。
でも、そこは悩むよりまずは始めるという所からやってみました。

まずはOculus Quest2を名古屋駅前のビッグカメラで購入。機材は手元に余っているノートPCがあったのでそれを活用。まずはこれだけの環境で出来る範囲の事をやってみようという形からスタート。

当初そろえたノートPCとOculusQuest2

また開発言語・ツールなども何が必要なのかわからない状態だったので、Oculus(現Meta)のサイトやVRの開発サイトを見てUnity(個人開発として無償版のUnity Personal)を導入。

Unity自体、聞いたことはあったものの使った事はなかったので、今回VR環境構築を目的に導入・使用してみましたが、開発者向けのサイト・情報も多くあり色々参考となるサイトも多かったこともあって基本的な作りの部分はかなり早い段階で準備することができました(それでも、VRゴーグルで見れるまでには色々試行錯誤の繰り返しでした)

FANFUN VRも現在プロトタイプがある程度完成した段階ですが、まだまだ古いPC2台程度で開発を進めており、簡単なVRゲーム作成だけであれば個人でも無料ソフトの範囲で十分開発はできるかと思います。

■トライ&エラー/まずは作ってみる

今回開発を進めたFANFUN VRですが、「もやもや」っとしたイメージを形にしていくにあたりトライ&エラーの繰り返しで進めています。
現時点では決して綺麗・豪華なグラフィックとはいえず、動きも滑らかとはいえない造りの状態になっておりまだまだ改善・改良を進めていく必要があると感じていますが、まずはある程度ゲームとして楽しめるための限界を確認する位置づけで造りを進めていました。
ゲームとして楽しめる限界点がわかった上で、より綺麗に・より楽しめる内容に改善していく活動の繰り返しで進めています(そのため、ちょっと修正しては実機確認し、どの程度オブジェクトを出したらパフォーマンスに影響がありそうなのか、技術的にどの程度まで表現が可能なのか、少しずつトライしながら調整していくのを繰り返していきました)

創りを進めていく中で、どうしてもパワーアップやオプションなどのアイデアが出てくることもありましたが、そこは常にイメージの原点を思い出すようにし、遊びの基本路線は崩さないよう進めていったように思います。

開発途中画面。実際にVRの中で動かしてみて、大きさ・動きなどを確認しながら開発

■創作/開発のリズムを創る/毎日、楽しみながら作るのを続ける

約40年前の8ビットパソコンでの開発は、開発マシンや開発ツールなどもなく紙と鉛筆の時代でしたが、開発のスタイル自体は今も変わっておらず、簡単な部品を作っては壊し・実験しては調整の繰り返しで、それを毎日少しずつ積み上げていった活動としていました。

この「毎日繰り返す」というのが結構大変でしたが、コロナで在宅勤務の機会が増えたこともあり、朝夕の通勤時間がそのまま研究・実験の時間に割り当てられたのが大きかったように思います。

納期に追われながら、与えられた仕様/要求を実現するための開発ではなく、毎日少しずつ、楽しみながら創り続ける「趣味」としての開発・プログラミングというのは、昔初めてマイコン/パソコンに触れた時以来だったかもしれません。
進め方は人それぞれなので、自分のスタイルにあった・楽しみながら作っていくのがいいと思いますが、今回ある程度ゲームの形になるまで1年4ヵ月かかったものの、それは純粋に好きだから続けられたという事に尽きると思います。

次回は開発の進め方について引き続き記載していきたいと思います。

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