黎明期のパソコンゲーム開発#3
■パソコン黎明期 ~ゲーム開発のための情報源~
1.当時の情報源
当然ながらインターネットやスマートフォンなどない時代。ゲーム開発やプログラミングの情報は雑誌が主な情報源でした。
当時のメジャーなパソコン雑誌としてはI/O(アイ・オー)、ASCII(アスキー)などが本屋で手に入ったため、毎月売り切れる前に買いあさり、ボロボロになるまで読みふけってました(写真は当時のI/O。40年以上前のもののため保存状態も良くなくボロボロです)
ASCIIも当時は厚さ3mmくらい。アマチュア無線とかRAMボードとか、パソコン雑誌ながらハード面の記事が多かったように思います。
当時ゲームに関する本はほとんどなく、海外の翻訳本を手に入れてパソコンに打ち込んで遊んだこともありました。
下記は当時マイコンゲームとして出された本。
海外翻訳本の中身がこちら。BASIC互換性の問題から動かない命令があったり一部修正しないと動かないプログラムがあったように思います。
2.当時のコミュニティ
パソコンが趣味の仲間同士のつながりはほとんどない時代でした。SNSもなく、パソコン通信もずっと後になってからのため、パソコンショップに良く出入りしている「知り合い同士」が唯一の交流であったように思います。
自分も当時は高校生でしたが、当時の高校には幸いなことにパソコンクラブがあったことから授業が終わるとパソコンにはまっていました。仲間同士で趣味のパソコン・プログラミングで盛り上がり、楽しかったように思います。
今は何でもインターネットを調べれば情報が出てきますが、当時は自分から知りたい情報を集めに行かないと何も分からない時代。手探りで雑誌を読み漁り、自分で調べて自分で創り上げる、そんな癖がついていったように思います。
次回は雑誌のプログラム入力など、当時のパソコンの楽しみ方などを記載したいと思います。