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黎明期のパソコンゲーム開発#21

■FANFUNを創る ~チューニング~

1.難易度を調整する

ゲームの基本的な部分を作ったあとは、難易度などを微調整(チューニング)していきます。FANFUNではボールの物理的な動きを基本としているため、余り微調整する部分がなく、ボールが出てくる速度を上げることでゆっくりプレイしていると画面にボールが複数出てきてしまったり、左右の穴の大きさを小さくして微妙に入りづらくするなどの工夫を行っていました。

穴の角

また風船の色は8パターン繰返し(緑→水→緑→黄→赤→水→赤→黄)ですが、画面上で見づらい色( 青色・マゼンダ色)は出ないようにし、FANの色と同じ白色の風船は出ないようにしているため実質は4色のボールだけとしています。

風船の顔は4パターン繰返し(丸目、Wink、笑顔、点目)ですが、ステージの壁の色(水・緑)を交互に出しているため、同じ面の変化はすぐ出ないようにしています。

2.上級者でも飽きさせず遊べるために

また時々、最後に「?ボール」を出現するようにしています。

このボールは時間が経つと7点→5点→3点→通常のボールに変化していき、早く左右の穴に入れると高得点が得られるというもの。また「?」のうちに左右の穴に入れるとたまにFANが1機追加されるというものです。

画像2

これが「?」ボールをキャラクタ設計図。まだ未実装のキャラクタイメージが残ってます。

はてなボール

ゲームは簡単すぎると飽きが早く、難しすぎてもダメなため、バランスよく難易度を調整するのがゲーム創りの楽しみといえます。

次回は実際作ったゲームのテストプレイと改善の話題について書きたいと思います。

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