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FANFUN VRを創る#1

パソコン黎明期のゲーム「FANFUN」をVR風にリメイクした「FANFUN VR」を創ってみました!
創ろうと思いたったのは2021年2月頃。なんとなく創り始めてみたものの、試行錯誤の連続で1年4ヵ月ほどかけてやっと形になってきた感じです。
ここでは、「FANFUN VR」を創っていく過程や苦労話などを記載していきたいと思います。
(不定期掲載になると思いますので、のんびりと読んで頂ければ幸いです)

■FANFUN VRとは?

FANFUN VRは、次々に現れる風船(ボール)を「風」で操り、ゴールまで運ぶアクションゲーム。手元のコントローラ(VRコントローラ)で「風」を発生させ、ふわふわ浮かぶ風船を操るだけでなく、時にはプロペラを発射して風船にぶつけ、風船の軌道を操ることでゴールまで運ぶとゴールとなります。
ゲームでは5つのステージ(お部屋・しかけ・キャラクター・風景・不安不安)が用意されており、癒し系からアクション系まで様々。VRならではの没入感を楽しみながら、どこか懐かしいレトロゲームの雰囲気をもったアクションゲームとしています。

VR空間の中にFANFUNを再現。様々なステージ・エリアでFANFUNを楽しめます。
こちらはVR上でのプレイ動画。ちょっと分かりにくいですが、周りを見渡すと部屋があり、その中をボールが飛び交っています。チラチラ見えているのが、右手のプロペラから出た「風」。この「風」を使ってボールを動かし、土管のようなゴールにまで運びます。

■レトロゲーム「FANFUN」

FANFUN VRは1983年に開発したパソコン黎明期の作品のリメイク版ですが、その元となった作品が「FANFUN」。当時はPC-8001という8ビットパソコンでハンドアセンブルで開発した作品です。
当時のパソコンは今ほどCPUの性能もメモリもなく、ゲームを遊ぶまでに毎回カセットテープからゲームをメモリにロードしてから遊ぶというスタイルのため、今のゲーム機のように電源を入れてすぐ遊ぶこともできませんでした。
FANFUNの特徴は「風を操ってボールをゴールに入れること」。FANFUN VRにおいてもこのコンセプトは変わっておらず、「目に見えない風をいかにうまくつかいこなせるか」をゲームの軸としていました。
また天井の穴からボールが次々に出てきて、ボールを下に落とさないようゴールに運ぶというルールにしていました。FANFUN VRではこのルールに若干のバリエーションをもたせ、さまざまな遊び方ができるよう改良しています。

約40年前のパソコン黎明期に開発したFANFUN。色は8色、グラフィックの解像度も160×100ドットと粗い表現となっています。

■FANFUN VRの特徴

※本記事執筆段階(2022年6月20日時点:プロトタイプ版D-1.3版)での特徴を記載しています。

・ゲーム自体は非常にシンプル
 天井から出てくる風船を、風を操ってゴールに入れるだけ!メインとなるキャラクタは風船(ボール)のみで、敵キャラ・ヒロイン・ラスボスなんてのは登場しません。
・いつでも、好きなだけ遊べる
 時間制限はありません。ちょっとした隙間時間に気軽に遊べます。
 点数で競うこともなく、ゴールに全ての風船を入れたらクリア。何度でもクリアしたステージを楽しめます。
 スーパー銭湯に行って、岩盤浴でのんびりした気分で遊べる風景ステージから、ちょっとしたスポーツ感覚で風船を壊して遊ぶ不安不安ステージまで、自分のプレイスタイルで遊べます
・VRならではの解放感
 ステージ・エリアによって、さまざまなシーンを用意。VRならではの、仮想空間に没入した感覚で遊べます。
・たっぷり遊べるステージを用意
 全50のステージを用意。様々なステージ・エリアの謎を解き、クリアするごとに遊べる幅が広がります。

メインとなる5ステージ(風景・キャラクタ・お部屋・しかけ・不安不安)それぞれに10エリアのプレイエリアを用意。各ステージの全エリアをクリアすると、次のエリアに進むことができます。

FANFUN VRもまだまだ開発中。この記事の執筆中も、ほぼ毎日改良を加えていっていますので、記事が進むにつれ、内容が変わっていく可能性もありますが、温かい目を読んでいただければと思います。
次回はFANFUN VRの内容について記載したいと思います。

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