黎明期のパソコンゲーム開発#42
■ZAXUSを創る ~コンテストへの応募~
1.コンテストへの応募
もともとZAXUSはFANFUNの開発後に少しずつ実験・開発を進めていたものでしたが、開発中にENIXからプログラムコンテストの話が舞い込んで来ました。
応募当時の開発中の作品名は「JAIL BIRD(囚人)」でしたが、FANFUNに続くプログラムコンテストということもあり、さっそく応募することにしました。
結果は入選。それでも賞金は100万円となっており、全体的に賞金の金額も高くなっていました。
これが当時の雑誌広告
2.発表会!
コンテスト作品の受賞発表があった後、表彰式が行われることになったのですが、表彰式の会場用にデモプログラムを用意してほしいと言われ、急遽デモ用に自動で動き回るプログラムを作成していました。
当時の写真などは残っていませんが、会場には多数の作品の発表・ギャラリーも多く見えたように覚えています。
また発表後の商品化にあたり、キャラクタの変更(ヘリコプタ→UFO)などがあり、細かな修正対応をしていった憶えがあります(下記は変更対応のメモ)
この頃はゲームの開発・商品化に進め方について、企画・予算化など事業としてのプランニングはなく、実験/趣味的に作っていた作品が、たまたまコンテストや雑誌掲載など世の中にアピールするタイミングとあったものが出ていたように思います。ZAXUSについてもプログラムコンテストというタイミングがあったため出荷出来ましたが、プログラムコンテストがなければ埋もれた作品になっていたのかもしれません。
次回はコンテスト入賞後の出荷に向けての話題を書きたいと思います。