大体鈍行で進む本土縦断旅 | 能登半島 和倉温泉の日帰り風呂に入りに行く29日目
富山から始まる29日目。
本日は金沢まで移動し、更に鉄印購入のために のと鉄道 に乗りに行った。
富山では全然観光しなかったが、黒部ダムを含めて じっくり観光する旅を後に設ける事に決めたので、また来ます。
富山駅から金沢駅までは、あいの風とやま鉄道1本で1時間程。
富山駅9:42発の列車に乗ったのだが、乗ろうとした時点で朝ラッシュばりに人がたくさん乗っていてビビった。
多分7割くらいは制服の学生さん達。
通学時間にしては遅すぎない??と思ったが、どうやら校外実習的なイベントとかち合ってしまったらしい。
学生さん達も金沢駅が目的地で、1時間乗車率の高い状態だった。
私は例によってデカ重リュックを携えて移動していたのだが、自立しないリュックなので やや中腰状態で支えたりしていたら、腰に嫌な感じの違和感。
昨年、会社帰りのよくわからないタイミングでギックリ腰を発動した経験があり、「これはいよいよヤバいかもしれん…」と危機感を覚えた。
デカ重リュックを金沢駅近くの宿泊予定のホテルに預け、のと鉄道に乗るために JR七尾線で七尾駅に向かった。
のと鉄道は、列車の車内で鉄印を購入できる。
そのため列車に乗る事を目的としていて、どの駅まで進むかに着いてはあまりちゃんと決めていなかったが、朝の移動で感じた腰の危機感から行き先は 和倉温泉駅 に確定した。
腰を労るためにも、温泉に入りたかったのである。
思えば、ここ10日間くらい宿泊していたホテルの風呂はユニットバスで、大浴場もなかったため、しばらく湯船に浸かる事なく シャワーで済ませていた。
ユニットバスでも湯を張りゃ良いのですが、何かちょっと面倒に感じてしまうんですよね…
金沢駅から七尾駅まで、1本で行けるが1時間半ほどかかる。
和倉温泉駅は七尾駅の隣の駅のため、のと鉄道の乗車時間は5分程。
列車内で のと鉄道の鉄印を購入し、程なく和倉温泉駅に到着。
和倉温泉街は、駅から2〜3km程離れていて 徒歩だと30分程かかるとの事だが、今日の私は無理せずバスを利用した。
のと鉄道は能登半島の真ん中あたり、能登半島地震の被害を大きく受けている地域を走る列車。
私が訪問した和倉温泉も大きな被害があり、11/1現在 21軒中17軒の旅館が休館している状態。
和倉温泉は開湯1200年という歴史の古い温泉地。
老舗の立派な旅館も多く、震災被害がなければ平日でも多くの観光客で賑わう地だろう。
しかし泊まれる所もないため、私のような観光客はほとんどいなかった。
数件飲食店が再開しているが、主に災害復旧の携わる方々向けの営業かと思われる。
私の目的地は、和倉温泉 総湯という共同浴場。
日帰り温泉施設なのだが、入館料が何と490円。
街の銭湯の価格で源泉100%の温泉が楽しめるのである。
設備も綺麗で広く、今は使えないが外には無料で足湯を楽しめる場所もある。
こんなに立派な施設を安く使えるのは、とてもありがたい。
温泉で芯まで温まり、全然湯冷めしないため むしろ暑くなってしまい、11月の半ばだというのに半袖Tシャツでしばらく過ごす。
和倉温泉 総湯の目の前に能登ミルクがあり、こちらも営業していたためジェラートを購入。
店内は空いていたが、とても良い感じの店舗で 本来であれば行列ができる店なのだろう。
金沢駅に戻った時には完全に夜を迎えていた。
金沢駅周辺は夜でも賑やか。都会だ。
30日目に続く。
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