大体鈍行で進む本土縦断旅 | 白神十二湖周辺を散策する18日目
新青森から始まる18日目。
本日は世界自然遺産 白神山地の西側にある、十二湖周辺を散策。
コバルトブルーの水が有名な青池は、出発前から絶対に行きたいポイントに入れていた場所である。
美瑛の青い池と言い、青い水と聞くと見に行きたくなってしまう、青色大好き人間である。
▼美瑛で青い水を眺めた時のお話
突然だが、私は昨夜一人反省会を繰り広げていた。
私の悪い所なのだが、1つの目的に対する計画を立てる際、視野が狭くなってしまう事が多い。
明日からは三連休のため、名所として有名な十二湖は混雑すると予想。
連休に入る前に行っておきたいと思い、無理なく十二湖散策ができ、秋田駅までその日のうちに移動ができる有料快速 リゾートしらかみを利用する事にした。
列車と秋田宿泊の予約を終え、落ち着いて考えると「鈍行の旅とは?」状態である事に気付く。
更に、十二湖に連休前に行く事で頭が一杯で、弘前とか完全にすっ飛ばしてしまう事になっていた。
今回の旅行で「寄れそうな所は集めるぞー」とか意気込んでいた、鉄印帳の対象路線も弘前駅から出ているじゃないか。
※追記:ちゃんと調べたら、弘前駅から出ているローカル線は地方版の紙バージョン限定で、私が集めているデジタル版の鉄印はなかったですmm
混雑を避けたいという理由で、旅の目的を若干見失っていた。
これだから私は…
とか1人で自分にダメ出ししつつ、予定通り十二湖に向かった。
新青森駅8:16発、十二湖駅には11:23到着となる。
リゾートしらかみは青森駅・秋田駅間を運行する、窓が大きい観光に特化した列車。
JR奥羽本線と五能線の線路を走っているのだが、五能線は海岸沿いを多く走るため、大きな窓から海の景色が楽しめる。
(私は山側の席だった)
乗車中に津軽三味線ライブが車内で開催されたり、途中プチ散策時間として15分停車する駅があったり、リゾート快速ならではの車内であった。
何より座席のスペースが広く、デカ重荷物リュックを床に置いても余裕の快適空間であった。
十二湖駅に到着し、バスで奥十二湖駐車場まで向かう。
奥十二湖駐車場には12時少し前くらいに到着。
一番の目的である青池の最寄りバス停だが、青池までは500mほど歩く必要がある。
十二湖とは、周辺にある33もの湖沼群の総称らしい。
崩山から眺めると12の湖沼が見えた事から、十二湖と呼ばれるようになったとの事。
そのため、歩いていると青池以外にも様々な池沼を目にする。
程なく青池に到着。
平日作戦が功を奏したのか、私が到達した時は人はそれほど多くなかった。
天気はほぼ曇り。
日差しが弱くあまり青が綺麗に見えないのではないか少し心配だったが、多分結構しっかり青かったと思う。
「青インク」という比喩表現が腑に落ちた。
季節柄仕方ないが、落葉で覆われている部分が多かったのは残念。
電車の時間にはまだまだ余裕があるため、青池から下って行き、日本キャニオンまで行く事にした。
日本キャニオンは、白い岩肌の断崖絶壁が広がるエリアらしい。
行きのバスで「日本キャニオン入り口」というバス停名が気になり、ググってみたら良さそうな場所だったため、本日のゴールに設定した。
途中にも見所は色々ある。
しばらく歩き続け、日本キャニオンの入り口まで到着する。
が…、立ち入り禁止…だと…??
今日、キャニオン展望台までの道付近で熊が出没し、一時通行止めとなってしまったらしい。
『マジかよー!!!せっかくここ目標に歩いてきたのにー!!!』
とは思ったが、今日 熊が出てしまったなら仕方がない。
絶対に行くべきではない。
普段 自宅近辺では野生動物を見かけないため、意識が薄くなってしまうのだが、自然の中に足を踏み入れる際は常に野生動物との遭遇を意識しなくてはならない、と肝に銘じた。
熊鈴を買おう。
と言う訳で、日本キャニオンには行けず十二湖周辺散策終了。
この時点で14時頃。
十二湖駅には14時半頃に戻ってきた。
予約した秋田までの電車の時刻は、十二湖駅17:05発。
時間に余裕を持たせたのが仇となり、めちゃくちゃ時間が余ってしまった。
乗り遅れて絶望するよりは断然良いのだが。
とりあえず駅の売店で、青池ソフトクリームをおやつに購入。
食べ終えてもまだ2時間以上時間があるため、駅の向こう側に広がっている十二湖海浜公園に行ってみる。
駅の目の前に見えるものの、公園の入り口は結構道を回っていく必要がある。
ひたすら広がる日本海を思う存分眺められる。
今日は曇りで微妙だったが、天気が良ければ夕日が綺麗に見えそう。
そんなこんなで十二湖駅周辺で時間を潰し、再度リゾートしらかみに乗り込む。
秋田駅には19:01到着。
17時過ぎると日没後で、車窓はほぼ真っ暗。
せっかくのリゾートしらかみだったので、秋田までの車窓の風景を楽しみたかった。
秋田入りしたので、まずは鉄印帳を獲得できる路線を調べてみようか。
19日目に続く。