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大体鈍行で進む本土縦断旅 | 己の筋力を読み誤る旭川駅レンタルサイクルな6日目

旭川から始まる6日目。

基本的に綿密な計画は立てないコンセプトの旅なのだが、北海道は泊まりたいホテルが何ヶ所かあり、出発前に宿泊予約した日が数日ある。

今日は宿泊予約の都合で、旭川から札幌まで移動する必要がある。
旭川まだ見たい所あるので、せめてあともう1泊したかった…

最後の悪あがきで、電車の時間まで旭川駅から足を伸ばせる範囲で見て回る事に。
今日の移動手段で選択したのは、旭川駅で借りられるレンタルサイクル。

ここ数日歩き回って足の疲れが溜まっているため、少し趣向を変えてみた。

料金設定は1日単位で、短時間で返却しようが時間ギリギリまで使おうが、料金は変わらない。
電動自転車は1日レンタル料金が4,000円と高価だったため、レンタル料1,500円の普通のシティサイクルを選択。

この選択は完全に大失敗でした。

さてさて。
今日の目当ては、北鎮記念館と旭川市彫刻美術館(旧旭川偕行社)。

北鎮記念館と旧旭川偕行社といえば、そうです。
ゴールデンカムイの聖地巡礼です。

本当は神居古潭にも行きたかったが、公共交通機関では行きづらい場所のため断念。

まず駅に近い方の北鎮記念館に寄り、その後旧旭川偕行社に行き、旭川駅に帰ってくる計画。
往復トータルで12kmほどの道のりだが、街中でほぼ平坦なので普通の自転車でも大丈夫だろうと思っていた。

ともあれ、最初の目的地である北鎮記念館までは特に問題なく到着できた。

北鎮記念館

北鎮記念館、素晴らしい事に入館無料!
第七師団や屯田兵にまつわる資料が色々展示されていて、詳細までじっくり見ると数時間過ごせるボリューム。

展示物は撮影自由

希望すれば現役自衛官の方のガイドも受けられる。
所要時間1時間程との事で、今回はあまり時間がないため断念。

細かい所はかなり駆け足で見てしまったので、またじっくり見られる時に再訪したい。

野田サトル先生や声優の皆さんのサインなどもありました

北鎮記念館の道路向かいにある北海道護国神社には、樺太国境標石の原寸大レプリカもある。

樺太国境標石のレプリカ
ここに立ち寄った時は、まだ私の足は元気だった

北鎮記念館から旧旭川偕行社に向かう事にする。

が、往路3/4程度の距離で私の足の筋肉が悲鳴を上げる。
平坦な道でギアを最も軽くしても、太腿がビキビキ言うようになった。
強めな向かい風が多く、全然進められなくなった。
頑張って進めようとするうち、腰にも痛みが出てきた。

普段全く自転車に乗らない引きこもりの私は、自転車を漕ぐ際に酷使する大腿四頭筋やハムストリングスが完全に衰えていた。

たまにレンタルサイクルを利用していたが、電動自転車に頼っていたため己の筋力の衰えに気付いていなかった。

都市部によくあるレンタルサイクルは、要所要所にポートがあり移動後に乗り捨てられる。
が、今日のレンタルサイクルは旭川駅まで帰って返却をする必要がある。

旧旭川偕行社は諦めようか悩んだが、昔通っていたスポーツクラブのバイクを漕ぎまくるプログラムで「限界と思っても、意外とまだ行けるもんですよ」とか言われた事を思い出し、引き続き進める事に。

何とか到着しました。

旭川市彫刻美術館(旧旭川偕行社)

想定よりも到着時間がだいぶ遅くなってしまったため、中に入るのは断念。
神居古潭、自衛隊の方のガイドに続き、何だか今日は色々断念している。

鶴見中尉が単行本18巻の扉絵で階下を見下ろしていた素敵な階段があるとの事なので、絶対にリベンジ再訪します。

一応の目的を果たし、来た道をそのまま戻る復路に着く。
ギアはほぼ常に最軽、向かい風に煽られたら頑張らずに停止しながら、何とか無事に旭川駅に帰還。

乗るつもりだった札幌に行くための鈍行列車には間に合わず。
2時間ほど待てば次の鈍行が来るが、疲労感で移動する気力が時間経過と共に削られていく気がしたため、有料特急を利用してしまった。
元々はちゃんと(?)鈍行で良い感じの時間帯に札幌到着できる予定だったので、何だか悔しい。

今日はバス利用が圧倒的に正解だったんだろうなぁ…

特急利用のおかげで、札幌には予定通りに到着。
今日は一旦の中継地点としての札幌で、明日は小樽に移動する。

また戻ってくるので、札幌観光はその時に…。

7日目に続く。

The すすきの

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