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悪気なく「分からない・気づかない」職員にどうしていいのか分からなくなる50代

伝わると伝えるの使い分けが難しい、これは全国のおじさん共通の課題ではないかと思ってしまう。
いや、うちの職場だけの課題なのか?
そもそも自分の力量不足なのか?

私の勤め先の学校で先日、こんなことがありました。
放課後、教室を点検してまわるのですが、各教室の窓が開けっぱなし。
でも、当番の職員は一周して点検はしている。
これは点検とは言わない・・・、そう伝えると「何をすればいいのか?」と純粋に疑問を持っている様子。やる気のある、積極的な職員なので、決して何か別の意図があって言っている訳ではなく、悪気もなくシンプルに分からないらしい。

教室点検と言うと、窓が開いていないか?忘れ物はないか?ゴミ箱は溢れていないか?電気・エアコンは消されているか?明日授業で使える状態になっているか?これくらいは教室点検と言われると思いつくと思っていました。

そう話すと、「ああ、そうなんですね」と初めて知ったという反応。「え?」と思いましたが、前述のように決して能力の低い職員ではない。私の頭にバグが生じてきました。
分からない、知らない、気づかない・・・ようです。

先日、ある会合で理由を教える前に、まずはやらせるという教育が一般的という公演を聞きました。中学生や高校生の教育現場でのお話ですが、理由を言っても気づかない、分からないので、かなり間を端折りまが、まずは全て一緒にやって、強制的にやらせていくことから始まるというお話でした。

大人に対してもそうなのでしょうか?
教室点検というタスクを与えて、それくらい分かるでしょ?というスタンスではなく、ここを見て、ここを確認して、ゴミがあふれていたらまとめて・・・と全て細分化してOJTするか?チェックシートにまとめるか?

言葉が持つ、タスクが持つ意味の含有量の違いに戸惑いました。
これでいいのか?という危機感と、何とかしなければという使命感が複雑に交錯している50代です。

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