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【ベンチャーではたらく、に役立つ?】計画の重要性をバックパッカー経験から真剣に考えてみた

ヘッダー画像はインドで泊まった1泊200円、中から南京錠で鍵をかけられる安心設計のお宿、通称「内鍵の独房」です。

どうもはじめまして、みやしゅんです!
渋谷のベンチャー、BLAMで役員をやっています。
新卒から5年弱はOPTではたらいていて、なんだかんだ9年ほどデジタルマーケティング界隈ではたらいています。

直近コロナ、コロナで全然旅行に行けてないなーなんて思っている方、沢山いらっしゃるんじゃないでしょうか?
自粛とはいっても別に想像するくらいは良いですよね、ということで僕もそのひとりなのですが、そういえば昔こんな旅行をしたことをあったことを思いだしまして・・・

「続く」と言っておきながら、Twitterの文字数でまとめるには多かった(計画性の話をするのにいきなり計画性がない←)+気になってくれる人がいたので、noteに書くことにしました。

はじめに

弊社でも学生インターンの子をみていると、今時の子は本当にしっかりしていて感心するとともに自分が恥ずかしい限りですが、僕は学生時代に何かを計画して実行するという経験がありませんでした。
ただ、だからと言って何かが上手くいっていないとか楽しくない、ということはなかったので、それほど自分の中で重要度が高まる機会もなかったです。
とはいっても4月からは一社会人としてはたらく身。
就活や内定者、会社の先輩との会話の中でもやたら「計画」というワードが聞こえてくる。
なのでシンプルな疑問として、

「計画って本当に重要なの?」

と思ったことがきっかけでした。
だったらせっかく時間もあるし、取り返しがつかない、かつ身をもって結果分かるようなことでそれを実験してみよう→ひとりで海外に行ってみよう、となったわけです。

その時のことを書いていくわけですが、今ベンチャーではたらく自分に繋がっているところが結構あると感じていますし、以下のような方に活かして頂ける点もあるのではないかと思っています。

・現在、大学生でベンチャーに興味(インターン含む)がある方
・社会人2-4年目で与えられる仕事に慣れてきた方
・ベンチャーではたらく人に興味がある方
・これから一人旅に行こうと思っている方

前提条件

まずは目線を揃えた方がイメージしやすいかと思うので、前提条件を記載します。

・期間:大学最後の春休みを活かした約1ヶ月
・資金:当然ながら余裕なし
・場所:カンボジアin~インドout
・環境:宿以外でWi-Fiスポットが中々見つからない
・技術:まだSIMフリースマホ活用が身近ではない(iPhone4の時代)
・備考:ひとりでの初海外

つまり今よりも圧倒的にアナログで、現地で何か起きたときに助かる可能性が今よりも低い、という状況でした。笑

では早速、、、

全体プラン作り(どんな旅にするか)

大枠として、旅の50%は綿密な行動計画(調べきれるだけ調べ切る)の日、残り50%は粗い行動計画(ざっくりどこにいるかだけを決めている)の日に区分しました。
計画の順序や旅行の時間軸を加味した全体設計は以下のイメージです。

全体設計

こちらを元に予算計画、行動計画を立てるための調査を開始しました。

調査&実行計画作り(旅のしおり作り)

初のひとり海外、今でこそTABIPPO (代表のしみなおさん @shiminao は前職の先輩です。旅行の際はぜひTABIPPOへ。)など信頼のおける旅行メディアが沢山ありますが、当時は何と言っても「地球の歩き方」でした。

地球の歩き方を軸に、
1. その国でやりたいことを洗い出す
2. その国の文化や注意点を把握する
3. 何にいくらかかるのかを洗い出す
4. 地図をみてルートを決定する
5. どの日にいくのかを決める

その後、綿密な行動計画の日については地球の歩き方に加えて、ネット情報も参考にして以下を行いました。
6. 移動手段や費用を把握する
7. 道中の注意点を把握する
8. どこに泊まるかを決める

その工程を経て作成した表の一部が以下になります。
Excelの使い方が笑えるレベルで下手くそなのはご容赦ください。今は大丈夫です。笑

旅程例

この他にも、ポイントごと(切符の買い方や市街地の詳細地図、電車・バスの乗り方など)に別紙を用意していました。

検証の実施と振り返り(旅行へGO)

当然ひとり初海外だったので、綿密な行動計画の日から旅をスタートしました。
中国でトランジットのプランだったのですが、かなり次のフライトまで時間が空いていたので、お金もないし空港外の安ホテルを予約しているという完璧な計画でした。
ただ到着すると、空港にホテル側の迎えがいない+電話しても英語が通じない+出国ゲートが朝まで開かないのトリプルパンチで洗礼を受けました。笑

そんな絶望的なスタートではありましたが、旅行全体としては以下のような結果となりました。

ズレグラフ

意外かもしれませんが、綿密な行動計画の方が粗い行動計画よりもズレ発生率が高い結果となりました。
ただし、そのうち70%は自分で選択したズレでした。
自分で選択したズレと想定外のズレの定義は以下の通りです。

■自分で選択したズレ(=行動計画の修正)
・現地で話を聞いたりして、自分の意志でプラン変更
・資金に余裕ができ、自分の意志でプラン変更
・予想以上に行った場所が楽しく、自分の意志で滞在を延長

■想定外のズレ(=ハプニング)
・計画自体に無理があり、時間が足りず、やむを得ずプラン変更
・資金に問題があり、やむを得ずプラン変更
・移動手段や行きたい場所に問題があり、やむを得ずプラン変更

まず、いる場所しか決めていないので当たり前かもしれませんが、粗い行動計画の日は原則として自分で選択したズレは発生しません
行き当たりばったりというと言葉が悪いですが、ハプニングそのものを楽しむ感じになります。
これはこれで100%否定される旅の仕方ではないです。ただ、個人的にはどれが王道でどれが特別なのかがそもそも判断できないことの方が多かったように感じます。

一方で綿密な調査と計画を立てていると、元々の行動計画というルートを持ちながら、想定外のことが発生した時にそれが特別か、体験したいかを取捨選択して一時的にルートを外れる、ということが計画的に行うことができました。
結果として粗い行動計画の日よりもハプニングも含めて、経験の数と質ともに高いものであったと感じています。
(明らかにその差を感じていたので、旅の後半はすべての日で綿密な行動計画を立てていました。)

一例として、インドで電車のチケットを購入する際に謎の追加料金が必要と言ってくる詐欺(声をかけてくる人は駅職員ではない)が遭いました。
ただ、そういう詐欺が流行っていることを知っていたので、知識どおりの声かけがあったことには笑えましたし、「あ、これは知らなかったパターンだ」など楽しむことができました。(もちろん支払ってはいません。笑)

ハタラク今への繋がり

繋がりが見えやすいように、少しだけ僕の今やっていることについて触れます。
カイコク というマーケターに特化した複業マッチングサービスの立ち上げ~運営を行っています。
※BLAMでは、働くをハタラクとカタカナで表現し、労務にとどまらないキャリア全般に使うことを定義しています。そのため、タイトルがカタカナ表記になっています。

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コロナによる社会環境の変化もあり、今でこそ複業・副業やテレワーク・リモートワークが一定の市民権を得ていますが、サービスに着手し始めた約2年前はまだまだ市場自体もまだまだ見えないような状況でした。

ただ、そんな不確実性の高い状況の中で計画を立て、実行していくというのがベンチャー企業のアイデンティティとして重要な要素のひとつであると思っています。
先が読めないからとりあえずやってみる、ということが重要な時ももちろんありますが、多くは軸となる計画があった方が行き当たりばったりになりづらく、成果(有意義な仮説の検証を得ることも含む)を得やすいと感じています。

また、別にベンチャーでなくとも、特に若手の方はゴールが明確なプロジェクト(タスク)を担当することが多いかと思います。
その際に綿密な計画で行くのか、雑な計画で行くのかで、結果に関わらず、得られる評価は大きく変わってきます。
次に難易度の高いプロジェクト(タスク)があったときに任せたいのはどちらでしょうか?
僕も前職が1,000名規模の大手広告代理店で新卒からはたらいていたのですが、これができるかによって経験の量と質に明確な差が生まれていったと感じました。

今は計画やスケジュールの管理をするためのサービスが無数にあるので、ケースバイケースで試してみると良いと思います。参考までに個人的におすすめのツールの一部を記載しておきます。

Googleスプレッドシート
 とりあえず計画をこれで立ててみる
Trello
 個人タスクの進行管理に活用しやすい
Jira
 チームタスクの進行管理に活用しやすい
Notion
  Trelloの廉価版タスク管理+ノートやストック型の情報管理がしやすい

おわりに

旅行の話なのに、どの場所が良かったとかほぼ出てこない内容になってしまいました。笑
もちろん旅行としてはとても楽しかったですし、計画性うんぬんの話は抜きにしても、とても刺激的で生を実感できる毎日でした。
でもそれと同じくらいこの旅行では計画の重要性も印象に残っています。

前章でも少し触れましたが、今はその経験も活かしながらBLAMというベンチャーではたらいています。
旅行ではありませんが、足りないものばかりの中で、仲間と知恵を出し合い、世の中に価値を提供し、ビジョンを達成しようともがくのはとても刺激的で生を実感しています。

そういうのが好きな仲間は絶賛募集中です。
詳細はこちら

興味あるな、話してきいてみたいな、という方がもしいらっしゃれば、
僕宛でもお気軽にTwitter(@MShuuun)でDMください。


早く旅行に行ける状況になることを願って。。。

こんな量のものをTwitterの投稿でやろうとしていたのかという指摘はry

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