開き直ってまた閉じる。

新年あけましておめでとうございます。今年からよろしくお願いします。


2019年12月初旬、父親が体調を崩した。その日、娘と実家にいた僕は父の体調の変化が明らかに脳梗塞の症状だときづき、すぐに病院に連れていった。「安定した職業こそすべて」と無駄に悟り、夢追人だった20代前半の自分が急に夢も希望も捨ててした病院勤務(所属経理課)、そのときに得た医学がここで役に立つとは。人生無駄な経験などありません(ちなみに、父は脳梗塞手前、手術ゼロ後遺症ゼロ、おかげでタバコやめました、などとむしろ健康的に新年を迎えました)。


「医者になれたご褒美なのか、分娩台で自ら我が子を取り出すことができた」と話してくれた知人の内科医がいる。その知人は苦学して医師になり、医師免許のおかげで得れた望外な喜び物語を話をしてくれた。その後、他者からではあるが子供も5人に増え、独立開業もして頑張っていると聞いていた。あなたの人生、メチャクチャ最高じゃんって思ってた。なのに先月、彼に会うと憔悴しきった顔で「離婚しました」と言われた。原因は、奥様が間に男を得ていたから、と。


タイトルに戻る。「開き直ってまた閉じる」。僕の座右の銘。ただ、その続きもある。「閉じたらまた開き、あとは人生その繰り返し」。正直言うと僕の2020年、四日も過ぎてるのに未だ開けてない。閉じっぱなし。「よいお年を」と「あけおめ・ことよろ」にこれほど過敏だった年の瀬と正月はなかった。てか、年の瀬に壊れんなよって。あ、すいません。


明日1/5は父の誕生日。誕生日には毎年日本酒を送ってけるど、今年は病後趣味になったウォーキング用のジャージを送った。着予定の午前にすぐ、お礼の電話くるだろうな。その電話から僕の2020年、開こう。決意。だって僕の人生は両親が最初に開き、そして幾度と閉じても都度開いてくれたのは父だったから。













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