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最近の記事

Tokyo Education Show 2024を支える仮設ネットワーク環境について

 令和6年10月12日~13日に、東京学芸大学で開催されたTokyo Education Show(以下:TES)では、ワークショップや様々な運営に仮設のネットワーク環境を提供し、一部の場所においては、出演者やワークショップ、スタッフが利用するインターネット環境を提供しました。  イベントにおけるインターネット引き込みやWi-Fiの提供ニーズは高まっており、何かの参考になれば幸いです。 1 概要①Wi-Fi仮設場所 アクティブ・ラーニング棟4階 アクティブ・ラーニング棟

    • OneDriveにファイルを提出してもらうための仕掛け

       これまで、OneDrive for Business等ではファイルを受信するためには、サインインしてもらうユーザにForms経由で送信してもらう方法しかありませんでしたが、どうにかならないかと検討をしたところ、解決策がありましたのでご紹介します。 これにより、MSアカウント非保有者からのデータ提出が可能となり、かなりの文書の電子化や効率化が図られることと推察されますので紹介します。 なお、実際に作業をする場合は、テナントの管理者と必ず相談をして、インシデント等が起きないよう

      • 第1回ICT支援員全国大会の環境構築

         令和5年12月に開催された、第1回ICT支援員全国大会(JNK4主催)の、仮設Wi-Fiによるインターネット接続環境とZoom配信の制御を支援した記録です。 全体構成事前のヒアリング等における要件定義 貸会議室にて、100人用の会議室にて 50人の現地参加者と20人弱の講師を含む関係者用ネットワークの提供 Zoomを利用した基調講演の配信 施設側でWi-Fi環境を提供しているが、機器の詳細は不明 放送設備はそれなりにあるが、利用者がある程度触れるため、設定等がく

        • 自宅Wi-Fi環境を見直してみた。

          やったことONUやルーター等のLANケーブルをCAT6Aにし、長さを短くする。 Wi-Fiルータを最新機種にする。 ソフトバンク光ルータにDMZ設定を入れ、ONUとWi-Fiルーターが直接的につながるようにする。 (1)作業開始時 (2)LANケーブルをCAT6Aに交換する。  よくわからないLANケーブル(多分ONUに付属していた)を、すべてCAT6AのLANケーブルに交換してみた。 (3)Wi-Fiルータを最新機種に変える。  tp-linkのArcherA

          仮設ネットワークシステムをバージョンアップ・整理してみた

           過日、モバイルルータの多重化構成についてまとめたところですが、改めて機器を整理をして、さらに進化させてみましたので、設定画面も含めて紹介します。 1 ハードウェア TP-Link OC200(Omada Hardware Controller) TP-Link ER605(Omada VPN Router) TP-Link TL-SG1005P(PoE Switch) TP-Link EAP653(Omada Wi-Fi6 Ceiling Mount Access

          仮設ネットワークシステムをバージョンアップ・整理してみた

          TokyoEducationShow2023の技術支援を振り返って

           令和5年8月19日(土)及び翌20日(日)に東京学芸大学小金井キャンパスで開催された、TokyoEducationDay2023に裏方として参加・支援したことのメモ。当然ながら細かい設定等を行っていますので、同じものを同じように用意しても、期待通りの動作をしないことがあります。 1 全体会会場音響・映像・配信支援 持ち込みPCのHDMI(音声込み)、調整室での持ち込み機材でのBGM、舞台演出のための機材など組み合わせつつ、オンラインと会場のハイブリッド展開のため、以下の構

          TokyoEducationShow2023の技術支援を振り返って

          仮設無線LANアクセスポイントスタンドの製作

           様々なところでイベント等のお手伝いをしていると、仮設で無線LANを持ち込む必要がでてきます。レンタルWi-Fiルーターだけで対応してしまうこともありますが、接続端末台数が増えてしまうと、満足に回線を利用できなくなることがあります。  先日業務用アクセスポイントも手に入れる機会があったので、仮設の無線LAN用アクセスポイントスタンドを考えてみました。 1 はじめに本投稿を活用される場合は、自己の責任において活用ください。機材類に損傷があっても当方は責任はとりません。 メー

          仮設無線LANアクセスポイントスタンドの製作

          モバイルルータ利用時の多重化構成

           オンライン会議や講演の配信、ワークショップの機材支援等をすることが多くなっていますが、現地に回線が無い場合にかなりWAN側の速度に悩まされていました。WAN側もWiMAX回線を主催者でレンタルしてもらったり、所有しているWiMAX回線のSIMをホームルーターに差し替えるなどして対応はしてきましたが、安定性に欠けてしまい主催者や講師、参加者に迷惑をかけてしまうことから、多重化に取り組みました。  インターネット上にもほぼ資料がありませんでしたので備忘録を兼ねて。 1.ネット

          モバイルルータ利用時の多重化構成

          ワンオペオンライン配信の記録

           先日、群馬県高崎市の大学にて、特別支援に関するイベントをお手伝いする機会をいただき、講演のオンライン配信について担当をさせていただきました。  2時間強の準備時間で0から要件を確認しながらの案件でしたが、備忘録代わりに。 1.構成図及び写真2.機器一覧カメラ:Aver EVC125P マイク:無線式ピンマイク 照明:neerwer LEDパネル×2 照明:neerwer CB100ソフトボックス付 映像ミキサー:ATEM Mini extreme 音声ミキサー:

          ワンオペオンライン配信の記録

          スクリレ導入期Ⅰ

           保護者へのプリント配布や出欠確認、アンケートのデジタル化に取り組んでいましたが、既存サービスだけではどうしてもリーチできない層があったので、スクリレというサービスを導入してみたメモ なぜスクリレ 個人情報を収集しない、基本機能(保護者へのプリント配布機能)無償で利用できる、プッシュ型アプリ。という3点と、職場のコピー機や印刷機も取り扱っている企業(理想科学工業)が開発して提供している点を評価。  データの保管先にAzureを利用していることから、MS365との親和性につい

          スクリレ導入期Ⅰ

          DNSエラーを減らすための取り組みメモ

           GIGAスクールで構築したネットワーク回線で、DNSエラーの軽減につながったことについてのメモ GIGAスクールで活用する前提条件同時接続台数は、基本的な考え方として、 「学級数×(所属人数+授業者1名)」で計算ができる 各学級での活用は様々であり、概ね2Mbps/台の通信が必要と仮定する ※よって、家庭での利用とはそもそも違うということを理解したうえで設計・設定・運用・保守をする必要があると考えられる。 DNSエラーとはわかりやすいサイトとしては以下があるので、割

          DNSエラーを減らすための取り組みメモ

          三者面談の予約を電子化してみた(Power Automateで効率化してみよう⑥)

           三者面談は、希望を収集してから日程決定までのリードタイムも長くなる傾向があり、お互いにとって不幸だなと感じております。  夏前にもBookingを使用した面談予約のオンライン化は進めておりましたが、メールを使えない弊自治体では予約が埋まっているかの確認をしなければいけないという謎な状況が生まれておりました。  そこで、PowerAutomateで通知するといいのではないかな・・・ということで、実装してみました。 1.Bookingでオンライン予約を準備する2.Power

          三者面談の予約を電子化してみた(Power Automateで効率化してみよう⑥)

          Edgeで、特定のサイトにアクセスした際に、マイクを自動的に許可する

          はじめに とある、Webサービスを検証で利用している中で、どうやらブラウザからマイク許可を求められたときに正しく操作してくれないユーザが多数おり、また、一度決定した設定を修正するためには、結構手間がかかることがわかったので、組織の端末はMDMでやってしまえば幸せになれるのではないかと考え、実装し、まとめてみた。 Edgeの設定1.Microsoft Endpoint Manager admin centerにアクセスする 2.「デバイス」→「構成プロファイル」→「プロファ

          Edgeで、特定のサイトにアクセスした際に、マイクを自動的に許可する

          体温記録を電子化してみた(Power Automateで効率化してみよう⑤)

          はじめに 新型コロナウイルス感染症が流行ってから、毎日の体温や体調を記録することが始まっています。便利なアプリもありますが、費用もかかることですので、それだったら既存の仕組みで・・・といつも通り効率化を研究してみました。 要件1人ひとりの記録を収集すること 学級などの小集団ごとに表示させること 古い記録と新しい記録が混ざらないよう、表示させること 入力項目を限りなく減らすこと 記録は保持し、必要に応じてデータが取り出せること 使用ツールMicrosoft Form

          体温記録を電子化してみた(Power Automateで効率化してみよう⑤)

          体育祭の受付を電子化してみた(Power Automateで効率化してみよう④)

          はじめに 新型コロナウイルス感染が拡大して縮小されてきていた体育祭ですが、今年度はなんとか保護者の方にも公開して応援をいただけるように調整をすることができました。  がしかし、700名近くの生徒がいる場合、両親や兄弟姉妹が応援に来校されれば、すぐに1000名以上の来校が見込まれます。そこで、電子化してみました。 要件1人ずつの名前を収集できること 1人ずつの体温が収集できること 体調不良者が自己申告できること 緊急連絡先が収集できること 体調に問題がある人が受付を通

          体育祭の受付を電子化してみた(Power Automateで効率化してみよう④)

          PowerAutomateで効率化しよう③

           新型コロナウイルス感染の状況をTeamsのチャネルやチャットで投稿することである程度の効率化が図れましたが、俯瞰して状況を把握することが難しいので、効率化してみた。 構築・運用の振り返り Teams→Excel Onlineには登録をしているので、Excel Online→Teamsとして、必要な情報を投稿できるようにした。  毎朝定時に投稿し、全体を俯瞰できるようにすることで、わかりやすいものとなったはずだが、投稿のスタイルに課題があった。 システム概要 指定された

          PowerAutomateで効率化しよう③