ビジネスとリハビリテーションは同じ?
皆さん、こんにちは。
宮野挙之です。
元々、大学生の頃から大学の先生になるのが夢でした。
そのために大学院に行って博士まで取って、5年の臨床経験を経て大学の先生になる、、そんなプランでいこうと、、。
(今は全く違いますが、、、(笑))
教員になろうと思ったのは看護学校の先生をしていた母親の影響も大きかったかもしれませんが、元々人に何かを教えたり成長を後押しするようなことが好きだったように思います。
そして、大学を卒業し理学療法士として働き始めてから、同時に医療業界以外の方とも多く会うようになりました。
いろんな業界のいろんな職種の方と出会っていく中で、社長さんや経営者の方とお会いすることも多かったです。
そうして自分の知識や価値観を広げていく中で感じたことなのですが、
ビジネスとリハビリテーションは非常に共通点が多いと思います。
■ビジネスとは
世に社長と呼ばれる方は多くいますが、ビジネスオーナーとしての社長と自営業をしている社長の2種類が主にいると思います。
僕も最初はわからなかったんですが、ビジネスは自営業とは違います。
その大きな違いは、
自分がいなくてもいいのか
それとも
いないといけないのか
です。
例えば、ラーメン屋さんで考えると、
ラーメン屋さんの店長は自営業で、自分が店に立たないとお店が回りません。
休む働くも自由かもしれませんが、休めば当然収入は減るし、稼ごうと思えばお休みは減っていきます。
それに、もし自分が倒れでもしたら収入はピタッと止まってしまうことになります。
一方、自分がラーメン屋を出して経営する立場になれば、店長やスタッフが働いてくれるため自分はその場にいる必要はなくなります。
その間に系列店を出店し、また新しく他のスタッフを雇ったり、元いる店舗のスタッフを暖簾分けするように事業展開もできるわけですね。
つまり、
ビジネスとは自分がその場にいなくても良い状態をつくる
ということです。
■ビジネスとリハビリテーションは一緒?
理学療法士という職種も広く知れ渡って、リハビリのイメージも徐々に浸透してきたように思いますが、改めて…。
リハビリテーションは、病気やけがなどによる後遺症を持つ人の社会復帰のために行う身体的・心理的訓練、職業指導などを一般的に言います。
わかりやすくいうと、
理学療法士の手から離れていくことがその根底にある
ということだと僕は思っています。
病院で理学療法士が一緒にいないと、
「歩けない」
「手伝ってもらわないと生活できない」
「運動やトレーニングができない」
「痛みや不快感がなくならない」
では、困るわけです。
(全て1人で生活できるようにすることだけがリハビリではありませんが、通院の頻度を減らしたり、1人でできることが増えたりするというのも理学療法士の手から離れていくのと同じだと思っています。)
だから、ずっと理学療法士がいなくてもいいように、身体機能の改善や動作訓練、自主トレーニングの指導や家族への指導、家屋などの環境整備、杖などの補助具の選定があるわけです。
つまり、ビジネスと同じく、
自分がその場にいなくても良い状態をつくる
ということだと僕は思います。
そのために重要になってくることは本当に多いし、どれも重なるところが多いという話もしたいのですが、長くなるので今回のところはこのくらいにしておきます。
今回は本当に感じたことをそのまま書いてみたので、拙いところも多いかもしれませんがご容赦ください。
では、また。
宮野挙之
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