食べものを育てて備える⑧
8月24日から10日間、食べものを育てて備えるオンラインサミットというものが開催されています。
概要はこちら↓
わたしはサミットの関係者ではありませんが、とても共感できる内容なので、こちらでシェアさせていただいています。
毎日一人の専門家の方のインタビュー動画が配信され、20時から24時間限定で無料で視聴することができます。
8日目となる8月31日20時~9月1日20時の登壇者は、無肥料栽培家の岡本よりたかさん。
よりたかさんの本は何冊か読ませていただいていて、さらに今年はよりたかさんから直接学べる無肥料栽培の講座にも出ています。
無肥料栽培を理論立てて説明してくださるよりたかさんですが、実はとても繊細な心の持ち主なのではないかと、わたしはよく感じます。
このたびの配信でも「しがらみ」とは何かという独自の論をお聞かせくださいましたが、そういったところによりたかさんの人間としての「哀」みたいなものを感じます。
著書である「野菜は小さい方を選びなさい」に書かれている「靴ずれ」の話など、うっかり涙が出てしまいそうになるくらいでした。
よりたかさんはプランターで栽培することも推奨しておられるので、都市に住んでいるが無肥料栽培に関心があるという人は、ぜひアンテナを張っておかれるといいのではと思います。
わたしも畑をやっていますが、どうしても畝作りが間に合わないときや、より家の近くにあった方が便利なものについてはプランターで栽培するものもあります。
今年はミドリナスの苗をいただいたのですが、畝作りが間に合わなかったこと、ナスは水を欲する植物なので、路地であっても水やりが必要なこと、たったひと苗のために毎日畑に水やりに行くのが億劫だったことなどから、ミドリナスをプランターで栽培しています。
無肥料の野菜は育つのがとてもゆっくりです。
周りの畑がもう収穫しているのに、うちはまだ花も咲かない……と焦ってしまうこともありましたが、なるようにしかならないのが自然であると、次第に受け入れられるようになってきました。
人と比べないこと、人間のスピードを求めないこと、そんなことも、作物から学んでいます。
サミットも残り二日となりました。
なかなか追いつかないわたしの記事ですが、読んでくださっている方がいることにいつも感謝しています。