え、避難袋、もう使います……?
2021/03/20 18:09
今回はお米を研いでました。
あんまり洗い物をしたくなかったので、流しに洗い物が残ったままとりあえずお米だけ炊こ、と思いまして。
そしたら揺れが始まりまして。
それはそれはもう慌てました。
お釜を置く場所がなかったのです 笑
わたしはお釜を持ったまま動き出しました。
そんな3月20日の地震を、鮮度のよいうちに振り返りたいと思います。
震度5弱は「そこそこ歩ける」
わたしはホンマに地震の感度が悪く、未だに地震の大小がわかりません。
今回の地震の特徴は、前触れらしいものがなかったことかなと思っています。
岩手で体験する地震の多くは、ゴゴゴゴゴ……という恐ろしい地鳴り(前フリ)から始まります。
地鳴りがどんなけすごくても、地震自体はちっちゃい(震度1とか)ってこともよくあります。
なので心のどっかで、地震を、地鳴りありきで考えていたんですね。
今回の地震は、その前フリがなく始まったので、大きいやら小さいやら考える暇もなく、ただ、え?なんで?前フリなかったのに?という戸惑いが大きかったように思います。(洗い物をしていたので聞こえなかった可能性もあり)
5弱もの地震を経験していると知ったのはスマホとテレビを見てから。
あ、そんなヤバいやつなんや!と驚きつつも、歩行には問題ありませんでした。
地震中の行動フロー
わたしは豆腐メンタルなうえに、咄嗟の動きというのが弱く、環境の変化に順応するまでに時間がかかる性格です。
そのため、地震のような有事が苦手中の苦手。
でも死にたくないので、死ぬまでは実地の避難訓練と考え、毎回自分のなかで反省会を開きます。
そんなわたしの今回の行動フローを以下に挙げます。
①米研ぎしていたお釜を持ったまま玄関扉を開ける
②お釜をテーブルに置く
③NHKをつける
④スマホでも情報収集
⑤津波情報があったためスカートをあたたかいズボンに穿きかえる
⑥ヘルメットを被る
揺れている30秒ほどの間にしたのがこんなところでしょうか。
今回は緊急地震速報は揺れが始まってから鳴りました。
これは、わたしのスマホがということで、外に出ていた夫氏は事前に速報が来て、その後に地震だったと言っていました。
ズボンに穿きかえる少し前、パリンパリンと何か割れる音がしたのですが、ガラスではないようだったので、スリッパは履かず、靴下で廊下を歩いてしまいました。
揺れが収まってすぐ、一度目の余震があったように思います。
被害少しあり
2月の地震では、お湯のみが一つ割れました。
今回は、お茶碗が一つ割れました。
また、食器棚の中身が倒れる、落ちる、机に積んでいた本が崩れる、トイレの棚に置いていた消臭スプレーが転がり落ちる、風呂場のシャンプー類がいくつか落ちる、といった物の動きがありました。
どれも軽微なもので、割れたのが夫氏の気に入りのお茶碗だったということを除けば被害はほぼありません。
また、実は2月の地震では瓦が少しズレていたようです。
今回は大丈夫そうです。
避難袋があるというゆとり
先日、避難袋を作りましたというノートをアップしました。
https://note.com/miyanomae/n/n861eeb8c90a6
今回は家に一人の時間に地震だったので慌てましたが、避難袋があるというのは安心感に繋がりました。
ほんと、まだ作ってない方はぜひ作ってください。
わたしもさらにアップデートしていこうと気持ちを新たにしました。
反省点
今回も反省点はあります。
①ストーブを止める余裕がなかった
(自動停止してくれました)
②テレビが左右5センチずつくらい揺れていた
(翌日、夫氏が配置替え、固定を行いました。倒れてもガラスが割れない場所になりました)
③夫氏が海の近くにいるとわかっていたのに、津波情報の連絡を自分からはできなかった
(夫氏から電話で聞かれました。自分のことも大事ですが、家族を守ることも念頭に入れておきたいです)
④充電器セットやメガネなど、まだ避難袋に入っていないもののことに考えが及ばなかった
(おそらく避難になっていたら、本当に避難袋一つで出ていってしまいそう……)
さらに強い地震が来るかもという速報
22日深夜、宮城県沖を震源としてさらに強い地震が発生する恐れありという速報が入りました。
このような速報が入ることはこれまでなかったように思います。
20日の地震のあと、余震の大きさや頻度から、そのような研究結果が出たそうです。
正直、避難袋を使わずに済む日常がもっとも望ましいと思っているのですが、どうもなかなか、そういうわけにもいかんのかもな……と天を仰ぐような日々です。
対岸の火事と思わず、みなさんも避難袋の用意をしたり、家族と防災について話し合う時間を取ったりしてほしいと思います。
今回の報告は以上になります。