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虐待されたこと 少しずつでも感情を取り戻そう

私は毒親から受けた虐待の記憶はまざまざとあるのですが、そのとき自分はどう感じたか、本当は親にどうして欲しかったのかが分からない感情の記憶喪失です。

それが分からないと、アダルトチルドレン(家庭機能不全家族で育った子ども)の心の傷は癒えないな、と思い始めています。
一度に全てを思い出そうとすると、精神状態が悪くなるので、思い出せることから少しずつ始めたいと思います。

私は娘の子育てをしていたとき、毒親のようにならないように、感情の赴くままに怒鳴らないように、親戚の子や友達と比較したり、愚痴のごみ箱にしないように、いつも気を遣っていました。

今でも、言いたいことも言えなくて、という気持ちが強くあって、娘と感情面で向き合うことは少ないな、と思います。
正直あまり可愛いなと思えたり、憎たらしくてしょうがないな、という感情も無いんです。

出産後産院で過ごした日から、私と娘は他人同士なんだ、と思って生きてきました。
娘と向き合ってしまったら、毒親のようになってしまう自分が怖かったのでしょうね。

娘は無事成人まで育ち、今では社会人ですが、今度は孫育てが待っているかもしれません。
私は自分の心の奥底に潜んでいる毒親の連鎖が怖くて、ガチで娘と孫とは向き合いたくありません。

かつて私が毒親に遠慮して自分の感情を押し殺して生きてきたことを、実は自分が親になってからも、娘に遠慮して自分の感情を押し殺して生きてきたんだと実感しています。

アダルトチルドレンの生きづらさって、自分の感情を押し殺して生きていることにあると思うんですよね。
毒親と同じように暴言/暴力/人格否定で子どもを支配することはしなくても、下からのコントロールで、あなたの思う通りにしてあげたからいい子でいてね、という気持ちはありました。

娘が自立して一人暮らしをしたり結婚して家を出ていっても、別世帯になっても、親子の関係は続きますから、もっと自然体で接したいですよね。

自分の精神が狂ってしまうほどに、身内や他人に気を遣いまくって、言いたいことも言えない、やりたいことも我慢してしまう自分を変えたいです。

アダルトチルドレンの生きづらさの克服、50代になってからでも遅くありませんよね。
もっと自分の思い通りに生きられる自分になりたいです。

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