乗り物

11月に入って演奏があったりバタバタしてましたが、わたしは元気です。うまく言えないのですが、物心ついてからずっと体感としてあった「つっかえ」が取れたような、ここをこうしたらものすごく楽！という感覚が不意に掴めたような気がしていて。まだよちよち歩き程度ですが。それだけで、仕事を辞めてからの一年は無駄ではなかった、かもしれない。これから演奏に反映させて行きたいし、文章かいたり音楽だったり、今やれるうちにいろいろやってみたい。というか、今ここにいる自分が大丈夫だったら、それでもう十分で、あとは燃やせるだけ燃やそうと努めるだけなのかもしれない。これまで無意識のうちにどんだけ自分で自分を縛ってストレス抱え込んでたのかとびっくりするし、人間って複雑だなと。自分の後頭部は自分の肉眼では決して見ることができないわけで。昨日は一日ひきこもって友達の原稿を読んだり国会やアメリカ大統領選の情報をネットでチェックしたりで、ほとんど体を動かさなかったのですが、今朝は早くに目が覚めたら快晴で、ヨガやって布団も干してごきげんです。母が昨日買ってきた山崎パンのクルミデニッシュブレッド（自分じゃまず買わないやつ）をトーストして、薄切りしたりんごに砂糖とシナモンふって軽くレンチンしたものと、イチジクの甘煮の薄切りをのっけて、インスタントコーヒーと共に朝ごはん。良いパンでコーヒーを豆から淹れたら別物になるだろうけど、これはこれで満足です。で、布団干しながら、前世とか基本どうでもいいと思ってて関心ないけど、例えば、人前で細々とウクレレひきがたりやって、バンドもやってたし、酒のみで、変な店（←褒めてる）で接客してて、図書館で長く働いてたり、生物学を学んでバードウォッチングや調査の下請け仕事もやってたこともある、右往左往歩んできた乗り物vehicleとしての自分の記憶や体感のようなものが、いつかの誰かの前世になることはひょっとしたらありうるのかもしれないな、と何故か突然リアルに感じられました。よい一日を。