「ぼっち人事の会」を開催しました
2019年4月某日、「ぼっち人事/元ぼっち人事の会」を開催しました。この会はスタートアップやベンチャー企業で、ひとりぼっちでHR領域(採用/育成/評価/労務/組織活性化など)を担当している方、または過去に担当していた方のみが参加できるクローズドなイベントです。
きっかけ
今回で2回目の開催となる本イベントですが、最初はぼっち人事経験者3名による単なる飲み会がきっかけでした。「どうせならbosyuで同じ境遇の人を集めてみよう」という軽いノリで募ったところ、単なる飲み会にも関わらず30名以上の方から応募がありました。
ぼっち人事の悩み
第1回を主催してわかったのは、ぼっち人事はみんな悩んでいる、ということです。私自身も現職のスタートアップで1人目の人事として入社し、最初の約1年間はぼっち人事を経験しました。
大変なポイントはいくつもありますが、まず1つ目に、業務範囲の広さがあげられます。人事として入社しても、当たり前のようにオフィスルールなどの総務業務や、忘年会などのイベント幹事を任されます。人によってはPRや秘書も兼務し、社内で誰も拾わない球を拾いまくるというポジションになりがちです。
大変なポイント2つ目は、誰にも相談できないという点です。人事の仕事は扱う情報の性質上、誰にも共有できないものが多く、結果的に誰からも共感を得られず、孤独な気分を味わいます。特に精神的に重い案件ほど機密性が高いものが多く、誰にも相談できません。
ユニファの人事責任者の橋本さんが以下のように仰っていますが、まさにその通りです。
人事という職業柄もあって、人から相談を受けることが多いんですが、自分の相談には誰ものってくれないんです。
第1回ぼっち人事会
そんな悩み多きぼっち人事たちは、おそらく共感しあえる仲間を求めていたのでしょう。第1回は2019年1月に開催し、ぼっち人事経験者が12名集まりました。
クローズドな空間で人事ならではの話ができればと思い、スペースマーケットで渋谷のカフェをレンタルしました。
ぼっち人事の忙しさを考慮し、20:30スタートかつ、土日に仕事を持ち越せる金曜の開催としましたが、時間通りに集まったのは半分程度という、ぼっち人事の多忙さを痛感する立ち上がりでした。
ただ、人が集まりだすと参加者の多くは初めましてなのに、なぜか一瞬で打ち解け合うという、ぼっち人事の不思議な特性を実感しました。第1回は自己紹介だけで2時間が経過するほど深掘り合いが盛り上がり、人事ならではの話まで行く着くことなく閉会しました。
第2回ぼっち人事会
第1回の評判が広まり、有難いことに「第2回を開催してほしい」という声を多くいただきました。改めてbosyuで募ったところ、今回は40名を超える応募があり、当日は26名のぼっち人事経験者が集結。場所は白金台にあるWantedlyさんのオフィスをお貸しいただきました。オサレ!
ケータリングはマネーフォワードさんのWantedlyフィードで紹介されていたラ・シャルキュトリー釜津田に発注。こちらもオサレ!そして美味しい!
第1回と同様に、金曜の20:30スタートに設定しましたが、時間通りに集まったのは、またもや半分くらい。ぼっち人事はやはり多忙です。そして急遽の面接や労務トラブルで、数名が当日キャンセルとなりました。このあたりもぼっち人事ならでは。
ゆるゆると飲み会をスタートし、人数がそれなりに集まったところで乾杯!
今回は単なる飲み会ではなく、ぼっち人事同士の学びを促進する目的で、3名のぼっち人事経験者によるLTを開催しました。
テーマはRPAで採用オペレーション業務を自動化した「人事ロボ」をはじめ、他2名によるココでしか聞けない内容。たくさんの学びあり、笑いありの素晴らしいLTでした!
会の後半は、中途採用・新卒採用・労務・育成/評価の4つのテーマ別のテーブルに分かれて、交流を深めました。
やってみて気付きましたが、ぼっち人事の会社は、新卒採用をほとんどやっておらず、新卒採用のテーブルには2人しか座っていないのが印象的でした。
Wantedlyさんのオフィスをお借りしたので、最後はみんなでお片付け。さすがに普段から社内イベント等の片付けをされている方が多く、率先してみなさん動いていただき、会場はアッという間に片付きました。
閉会後は「参加費を5万円お支払いしたいくらい素晴らしい会でした」という主旨のダイレクトメッセージもいただき、第2回も開催して本当に良かったです。
まとめ
今後も、ぼっち人事同士が交流し合い、支え合い、情報交換できる場として、「ぼっち人事/元ぼっち人事の会」は3ヶ月に一度くらいのペースで開催していく予定です。
今後の開催については、noteのサークル機能でお知らせしますので、ご興味ある方はぜひサークルへ加入をお願いします!