静と動〜ふたりで〜

2022.7.3
昨年個展を開催したスタジオクートカフェギャラリーにて、Accor de Hon!でお世話になっているアコーディオン奏者の中村メイさんと、クラリネット奏者の有本百合さんのアフタヌーンテライブへ伺いました🪗♪

メイさんのアコーディオンの音色は本当に歌うように楽しくなめらかで、いつも聴くのを楽しみにしています。
以前のAccor de Hon!コンサートではポルトガルギターとのセッションを楽しませていただき、なんて素敵な重なりなんだろう〜と感じていました☺️

今日のクラリネットの有本さんとの掛け合いは、またさらに奥深い感動で、なんと表現していいのか言葉に詰まるほど…🥺
お互いが自分の楽器を、音色を愛していて、それを重ねることを楽しんでいる上で、
「ついてこいよ」「そうはさせない」
「こっちにおいで」「次はあなた」
というような、牽制し合いながらも華麗なパスを送りピッタリとステップを踏むダンスを踊っているような…
なにそれ美しい！うらやましい…！！
と、胸がドキドキしっぱなし。

「クラリネットポルカ」の可愛いパスのし合いに、
「月と湖」は情景が頭に広がるような音色。
「哀愁のミュゼット」では浜辺で殴り合って友情が芽生えるシーンを見ているかのような情熱。
「ニューシネマパラダイス愛のテーマ〜恋」では、啜り泣く声を必死で抑えるほど、この映画観てもないのに「わかる…！！」と心の中で呟いたり。

これがまたおふたりの初めてのセッションだというから驚き。
音色の相性も抜群。
おふたりの人柄を見ていても、まるで静と動。
クラリネットの有本さんは吹奏楽やオケがメインで、大勢の中で息を合わせ譜面に忠実に吹く人。
アコーディオンのメイさんは単独やセッションのライブ形式で、アドリブを聴かせながら自由に歌うように弾く人。
全然違うふたりの息ピッタリの演奏。

言語を使わず心と音でのコミュニケーション。
幼い頃からずっと大好きで憧れていた楽器の演奏、音楽。
このことしか考えていなかった10代の大事な気持ちを思い出させてもらいました。

スタジオクートのオーナーさんも、一緒に行った友人も、おふたりの演奏者も、みんな大好きな人たち。
幸せな空間、ステキな時間、懐かしい話、目の覚めるような1日でした😌✨

中村メイさん作曲「月と湖」の場所のイメージ