指す将順位戦7th①Tスケさん
さあ今期も始まりました!指す将順位戦!
1回戦のお相手は初参加のTスケさん。ふふふ。ここは先輩として指す順の洗礼を浴びせてさしあげましょうか。(と同じことを前期も言ってた気がする。そして負けた)
まあ未知のお相手ということで初めにすることは棋譜調べですね!
・・・
・・・
棋譜が・・ない。なんで東京道場の棋譜すぐ消えてしまうん。
結局居飛車党っぽいことしかわかりませんでした。
対局開始
結局事前準備は何もできないまま当日に。▲Tスケさん-△miyaに決まり、戦型は想定の一つの対抗形に。
形だけ見ればまあよくある角交換型の石田流ですね。ただし先手がここまでで約4分を投入しており、既に3分の時間差が付いています。前期のA2でもこれは勝ちパターンの1つの展開でした。
試行錯誤の中盤戦
この戦型ではよくあることですが、とにかくお互い手詰まりになりやすいです。手が詰まれば当然後手満足なので先手から動くのですが、本譜では端攻めを見せられました。
ここまでもいろいろ駆け引きがあり(眠いのですっとばします)、結果として上図はほとんど互角のようです。対局中もおおよそ同程度の形勢判断をしていました。それに+500圏内であれば振り飛車側としては実質互角です(暴論)
とはいえ、この局面からは先手は地下鉄飛車への組み換えなど指したい手はありますが後手は待つ一方です。ということでこのタイミングで後手から仕掛けます。
△25桂
桂馬を捨てて飛車交換を迫る振り飛車党の奥義ですね。同飛だと飛車交換必須となり後手十分の形勢となります。
以下▲65歩△73銀▲75歩△24飛▲74歩△同銀▲26歩
このあたりから形勢の針が先手に傾き始めます。ただで桂馬を取られると66桂などが痛打になりやすく、後手が忙しいです。
ここで選んだ手は△76歩。玉のコビンを開けておくことで▲25歩には△同飛と取れるように、というのが狙いでした。(▲同飛は王手飛車で確かにいいのですが、実際は先手に歩を渡してるので▲26歩でダメそうです)
その後数手進んで下記局面。
形勢は先手+800ほどです。ただ、先手陣にも嫌味がついており、後手としてもまだまだ悲観する局面ではありません。
銀アタリなので自然なのは△83銀です。しかし、▲74桂△同銀▲同歩となると面白くありません。ということで、先手陣を乱しに行ったのですが、先に37歩成とすべきでした。本譜は△57歩成▲同金としたため、手順に金が守りに活用されてしまいました。
以降守りが引き締まった先手に攻め立てられ、下図は明らかに後手が苦しいです。
最後のチャンス
最終盤。
後手陣にほぼ必至がかかった状態。実はここで先手玉に詰みがありました。
当然私は逃しました!!!!ぐやしい
後で聞いたところ、観戦欄でもかなり盛り上がっていたようです。難問です。
答えは↓に書くので、解けた or ギブアップした方はスクロールしてください。
△78角▲66玉(同金は58飛成)△55飛成▲同玉△44角▲54玉
ここまで来ても難しいですね。ここから7手詰めです。また↓に答えを書きます。
△62桂▲63玉△45角成▲64玉(同歩は53金)△53角▲同玉△54馬 まで
いやこんなもん1分将棋で見えるかいっ!!!!!
とはいえ途中までは考えていたので直感も大事に飛び込めばよかったな〜。。
そして次は最強格のゆーげんさんです。せめてA1にふさわしい将棋になるよう精一杯頑張ります!
ここまで読んでいただいた方ありがとうございました!!