指す将順位戦6th⑦たこ焼きさん
指す将順位戦もいよいよ終盤の入り口という感じのする今日この頃。今回のお相手はたこ焼きさんです。今回が初参加とのことでデータは少なめです。
軽く調べてみると振り飛車党の模様。また対三間飛車には左玉を多用しているようでした。うーん左玉党。。レアすぎて経験値がほとんどありません。
過去の棋譜を参考に対策を練ることにしました。
ところで私は銀だこ派です。以上、対局準備編でした。
対局開始
先手がたこ焼きさん、後手がmiyaに決まりました。また戦型は事前想定通り▲左玉-△三間飛車に決まりました。駒組が終わった下図の局面。
対左玉においては下2つを意識しました。(正しいのかは知りません)
①石田流を組み上げない ②早めに駒を盛り上げる
まず①については飛車の自由度を高め、いざとなれば62まで転換する余地を残すこと、また角のラインを使って66を攻めたいことが理由です。②については左玉の陣形を拡張させないこと、さらに隙あらば攻めていく体制を築くことが狙いでした。
この狙いが成功していたのかは定かではありませんが、一応この局面でソフトは後手良しと言ってくれました。
チャンス到来?
数手進んでこの局面。これまで対面したことのある左玉はみな8筋から攻めてきましたが、まさか3筋から棒金を狙われるとは思っていませんでした。
桂馬を跳ねなかったのが功を奏し、手順に飛車を逃がします。
57の銀、37の金を見ると桂馬が欲しくなりました。△65歩▲同桂△同桂▲同歩△45桂と進んだ局面。
「リョウドリヤッター!」と思った反面、「いやこれ罠に誘われた・・?左玉ってこうやって駒捌くのか・・?」と疑心暗鬼に。(感想戦で先手のうっかりと判明しましたが)
心が揺らぐmiyaに対しほぼノータイムの▲55桂。え、桂馬もらったらもっかい△45桂あるけどいいのか・・?やっぱ誘われてるのか・・?
とはいえ「駒得は裏切らない」という偉い人の言葉を信じ、この順に飛び込みます。上図以下、▲55桂△同銀▲同歩△57桂成▲同角△45桂▲66角△37桂不成。ここでちゃんと不成にしたの我ながら地味に偉いです。
このあたりでは優勢を意識していました。先手は当然ながら6筋から猛攻を仕掛けてきますが何とか受け流し、最終盤。
ここで同金でも後手良しでしたが、△77歩がそれを上回る好手でした。同角は△29龍が詰めろになり、0手で飛車を取れます。
本譜は▲同玉△64金▲同桂△55角▲87玉△同角成▲同玉△55角▲66歩△同歩まで後手の勝ちとなりました。
一局を振り返ってみると、お相手のうっかりはあったものの序盤の狙いが功を奏して飛車角がきれいに活躍する将棋に出来ました。ここ最近は作戦勝ち出来るケースが増えている気がします。次の対局はここまで全勝のたそがれジャムさんですが一発入れられるように頑張ります!
ここまで読んでくださりありがとうございました。