『コードギアス 奪還のロゼ』第1幕 感想
観てきました。
映画っていうかアニメの劇場上映っすね。
圧倒的な人気を誇る反逆のルルーシュ、そして外伝作品の亡国のアキト。
アニメ作品では初めてルルーシュが去った世界を描く作品となる今作。
その出来はいかほどか。
感想
結論から言うと、大満足。
まずアッシュの登場する新ナイトメア『アポロ』が超かっこいい。
変身ヒーローのようなスリムな体型から繰り出されるアクション、
それでいてロボットだからこそ無理なくできるローラーアクションといいとこどり。
このオシャレさと武骨さがカオスに融合した戦闘シーンはまさにコードギアス。
そしてストーリー、
これは賛否あると思うけど、かなりリブート作品というか…
二代目ルルーシュとでもいうべき展開。
『ルルーシュ』の時に宙ぶらりんだった北海道を舞台にエリア11奪還を再び行うというストーリー。
主人公のロゼも奪われたものを奪い返し、持つギアスも絶対遵守の力。
これは作中でルルーシュ…もといL.L.から受け取ったと思われる描写あり。
このゼロレイクエムで手にした平和を覆し、かつ『ルルーシュ』をなぞるかのようなストーリーは賛否両論になるのもうなずける。
個人的にはかなり賛で、
そもそもゼロレイクエムは大部分を救っただけで完全な平和が訪れたわけではなかったため、
『復活』に発展した下地があること、
そしてルルーシュが登場しないことでルルーシュとC.C.の平穏が乱されたわけではなさそうなこと。
逆に『復活』で完全に終わったルルーシュが駆り出されるようなことがなさそうでよかった。
二代目ルルーシュでありながら、ルルーシュスザクのような因縁の親友よりも
今回は「王の力は人を孤独にする」をテーマにロゼの迷いにフォーカスが当てられていくであろう部分も面白そう。
七煌星団との繋がり、そしてアッシュとの距離感。
復讐を誓ったロゼの心がどう変化していくのか。
あと、なによりキャラがいい。
そして、そして…えっちすぎる…!
カレンやC.C.のような魅力的なヒロインたちがいないのは少し寂しいが、
ロゼの正体のサクヤ、七煌星団の三人娘、そして敵陣営のキャサリンや名の知らぬ赤髪おっぱい。
『ルルーシュ』にもあったお色気は健在で、ポリコレの強い昨今のなかこれでこそコードギアス。と感動すら覚える。
カレン枠?のハルカが私の推し声優の富田美憂なのもうれしいポイント。
富田美憂の得意とする少しダウナーな少女であるハルカは本当にハマり役で年頃の少女としてどう活躍していくのか楽しみな存在。
コードギアスシリーズは亡国のアキトからしても、
第二のガンダムを生み出したいというサンライズの意思を感じる作品群ではあり、
一度は諦めたと思われるシリーズを再始動させた『奪還のロゼ』。
サンライズの意地はどうなるか、第2幕に期待。