見山メモ191127

超写実的な絵画
対象を本物そっくりに描いた作品。印刷物やwebなどの商用の為に制作するのであれば、写真でも良いのでは?と思う。では、超写実的な作品の価値はどこに?例えば、作品自体を販売する場合。ある人が、「これ写真じゃなくて絵なんだね!!」と感動し作品を購入。そんな時には価値がある。写真にした方が早いのに、あえて一筆一筆時間をかけて描く。作家の費やした時間、もっと言ってしまえばその人生に価値がある。

年齢制限
美術に年齢制限は必要だと思う。作家は猥褻物のつもりでなくても、年頃の若者にとっては、刺激的なものもあるだろう。それに、「アートとは?」「美術とは?」等と気にする少年少女は少ないと思う。

言葉にできない
「これはどういう事を表現したくて制作した作品なのですか?」と質問をされると、非常に困ってしまう。言葉で表現できるのならば、とっくにそうしているからだ。明確なコンセプトがありそれに沿って制作する作家もいるのでしょうが、感覚的な作家もいると思う。「想像」「ひらめき」「思いつき」は、その人の感覚。感覚で作品を制作してはダメですか?

美術鑑賞の仕方
シンプルに「きれいだなぁ」「素敵だなぁ」「これ好き」「嫌い」で良いと思う。さらに深く感じ取ろうとして頂けたなら作家は嬉しいでしょう。「これはこういう事で、うんぬんかんぬん」と難しい事を言えば言うほど、「美術ってどう見たら良いか分からない、難しいね」という人が増えるだけ。

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