【DJ SODAさん性被害】 議論していらっしゃる様々な立場の方へ
DJ SODAさんが被害にあわれてからしばらく経ちましたが、いろいろな方の様々な意見を聞いても何だか消化不良で、自分なりに言語化してみました。これは他者への押しつけではなく、僕の見解に対する周囲の反応を確かめる確認作業でもあります。感じた事を綴ってみました。
「どんな服装をしていても性加害をしてはいけないので、加害者が100%悪い」と ”だけ” 主張する皆様へ
確かにおっしゃる通りです。しかし「今後被害にあわない為にどうするか?」を考えた際、やはり自衛やリスクマネジメントが必要になって来るのではないでしょうか?そして、テレビやSNSで「悪いのはセクシーな服を着ていたDJ SODAさんではなく、加害者っ!以上っ!」と ”だけ” 強く主張している皆様、「悪いのは加害者」とだけを熱く主張し議論している間に起こる別の性被害について責任とれるのでしょうか?「周囲の性的興奮を必要以上に煽らない」「危険に近づかない」という注意喚起が必要になるのではないでしょうか?
「被害者が過度に肌を露出しているから性被害にあうんだ」と ”だけ” 主張する皆様へ
もしこのような主張をする人がいるのならば、それこそDJ SODAさんが訴えていらっしゃる「悪いのはセクシーな服装ではなく、加害者だ」という事を理解する必要があると思います。どんな服を着ていようが、性加害する事はいけません。
MUSIC SIRCUS 2023の運営様へ
DJ SODAさんが性被害に遭われて以降、被害者の立場として振舞っておられますが、アーティストさんが舞台から降り、お酒の入った群衆の傍に近づくとどうなるだろうか?というリスクは考えられましたでしょうか?多くのアーティストさんはこう言うでしょう。「観客と一体感を味わいたい」「もっと近くで盛り上がりたい」。しかし、運営様はアーティストではございません。危険と思われる事柄にはストップをかける立場なのではないでしょうか?リスクマネジメントは万全でしたか?
被害者側にも非があるのでは?と主張する事が、セカンドレイプ・二次加害だと主張する皆様へ
DJ SODAさんご本人もご自身の主張をSNSで発信していらっしゃるので、ご理解されているかと思いますが、DJ SODAさんは、好きな服を着たいという気持ちが非常に強く、"自衛をする意志が全く見られない方” です。そのような方に対し、「あなたの主張する事は100%正しい、自衛なんて必要ない」とする事は、今後も活動されていくDJ SODAさんだけでなく、他の人たちも危険に遭遇する可能性が高まるのではないでしょうか?「ここは暗い夜道で痴漢が出るんだけど、あなたはこの道をどうしても歩きたいんだよね。じゃあいいよ」と言っている事と同じように感じます。
「フェスに行ったことも無い人が、この件について色々発言するな」と主張する皆さまへ
DJ SODAさんの性被害については、国連にも見つかり、日本は性加害・性被害について後進国という印象を世界に与えてしまいました。なので、これは日本全体の問題でもあり、フェスに行った・行かないで、発言する・しないが制限されるような問題では無くなっているような気がします。しかし、日本全体で議論するには、正確な報道が必要だと思います。
そして、最後にDJ SODAさんへ
着たい服を着るという強い信念、なぜ被害者なのに加害者に合わせて着たい服を我慢しなければならないのか?というお気持ちは分かります。今後も今までと同じようなスタイルで活動をされていくのか分かりませんが、せめて場所によっては観客の近くへ行くのだけでも控える等、ご自身を守る事も考慮したほうが良いかと思います。加害者の事情に合わせるのは屈辱的だとは思いますが、DJ SODAさんの強い信念ゆえの行動を、気にかけ、心配している方達が多くいらっしゃいます。
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