「社内無料バザー会」を開催しました!~コインチェックのサステナビリティへの取り組み~
こんにちは!コインチェック株式会社社長室ウェルビーインググループの奥野です。
今日は、コインチェックのサステナビリティへの取り組みについてご紹介します。
1.サステナビリティについて
みなさんは、「サステナビリティ」という言葉についてご存知でしょうか?
サステナビリティとは、「sustain(持続する、維持する)」と「-able(~できる)」という2つの言葉を組み合わせたもので、日本語では「持続可能性」と訳されます。
私たちが利益や経済合理性だけを優先するのではなく、社会全般が長期にわたって機能やシステムを失わずに良好な状態を維持することを目指す考え方や取り組みのことを指します。
2005年の世界社会開発サミットで、サステナビリティには、「環境」「社会」「経済」の3つの柱があると示されました。
企業は、その事業活動を経済的な効果だけでなく、社会や環境に対する取り組みを含めて評価されるようになりました。
企業経営において、サステナビリティを意識した事業活動にはどんなものがあるでしょうか。
「社会」に対する活動としては、ジェンダー、人種、教育、健康などの課題解決があります。コインチェックでは、DEIポリシーの策定により企業として様々なバックグラウンドを持った人材の尊重や公平性の担保を約束し、アンコンシャスバイアスやLGBT+Qについての研修を行うことにより、社員へのDEI理解を深め、また柔軟な働き方の実践や、健康経営優良法人の認定を受けるなど社員のウェルビーイングを実現した組織づくりを行っています。
その一方で、「環境」に配慮する活動は、コインチェックの事業自体では実現しにくい実態がありました。マネックスグループ全体では毎年荒川の河川敷の清掃ボランティアを行っています。そうした背景をふまえて、コインチェックでもサステナビリティにおける「環境」にアプローチする活動を考えることにしました!
2.コインチェックらしい取り組みとは?
「環境」に配慮したサステナビリティ活動として思いつきやすいものは、社員によるボランティア活動や、環境配慮活動への寄付などが挙げられると思います。
私たちはまず、コストをできるだけかけずに短期間の準備でも行えること、社員が繋がりを感じ合える施策にすること、身近にサステナビリティへの意識を持てること、楽しみながら参加できることを前提に、企画づくりを行いました。
ボランティアと聞くと、なんとなく意識が高いイメージで参加をためらってしまう方もいますし、寄付活動は社会的に意義はあるものの、普段の生活からは繋がりにくく、唐突感も否めないと考えたためです。
社会的にもコロナ禍を抜け、物理的に顔を合わせたコミュニケーションも戻ってきました。コインチェックでも、新入社員向けの同期会や、ランチ会などを物理開催にスイッチしています。
そうした中で、「サステナビリティ」×「社内コミュニケーション」が実現できる企画として、「社内無料バザー会」の企画が出来上がりました!
3.どんな企画なの?
「社内無料バザー会」は、
社員が自宅で不要になったものを会社に持ち寄ります
対象はコインチェックで働くすべての方!雇用形態は問いません
持ち寄り品は、書籍、衣類、アクセサリー、ゲームソフト、おもちゃ、食器、電化製品、PC周辺機器など、手で持ち込めるものならOK!
バザー会当日は、開催時間中ならいつでも会場訪問OK、気に入ったものがあれば、何点でも、無料で持ち帰れます!
準備期間はおよそ3週間。オフィスの一角をバザー品置き場に指定して、社員のみなさんにご自宅に眠っている使わないものを持ち寄ってもらいました。
始めはなかなか集まらないかな…と心配していましたが、バザー会直前にはこんなにバザー品が集まりました!
4.当日の様子
バザー会当日は、運営のウェルビーインググループ2名が1時間前から準備に取り掛かりました。
そして13時にバザー会開始!
社長の蓮尾さんにもお越しいただきました!
業務の合間を見て、社員のみなさんもぞくぞく訪問してくださいました。
レザージャケットを手に、「え?ほんとにこれ無料でいいんですか?」と言って早速試着のAさん。鏡で見て、「ピッタリじゃないですか!」と一瞬で気に入ってお持ち帰り!
有田焼のお湯呑みセットは、和柄がかわいい!とのことで、お二人の方が、それぞれ2つ、3つに分けて仲良くシェア!
ちょうど来月富士山に行くというBさんは、アウトドア用の帽子を見つけて、「これ紐もついててすごくいい!」とゲット!
本もなかなか人気で、エンジニアのCさんは技術本を見て「これは普通に欲しいやつです!」と言ってお持ち帰り!ワンピース最新刊も即売り切れでした!
小学生のお子様がいらっしゃるCさんは、レディースのスウェットを手に、「これ絶対子供が気に入りそう!」と2点お持ち帰り!
ブランド物のiPhoneケースを手にしたDさん。奥様にプレゼントするそう!素敵な家族コミュニケーションが生まれそうです!
中には、1回お立ち寄りいただいたものの、その後やっぱりまた気になる!といって何回も来てくださった方もいらっしゃいます。
また、バザーでゲットした洋服をさっそく着替えてお仕事に戻られた方も!
その他にも、たくさんのお品物が、社員のみなさんの手にわたっていきました!
5.バザー会をやってみて
ご自身が気に入るものを選んで持ち帰っていただいただけでなく、ご家族用に選んでいる方も多くいらっしゃいました。また、数名でいらっしゃって、相談しながら欲しいものを決めたりと、自然と笑顔と会話が弾む場面がたくさんありました。
また、開催後に、正社員の方から、「部署の派遣社員のメンバーが喜んでいてうれしい反響でした」とメッセージをいただき、雇用形態を問わない全社での取り組みにしたこともよい影響があったようです。楽しかったので4半期に一度くらいやってほしい!という感想もいただきました。
バザー会で余ったものについては、当日来れなかった方もいらっしゃるため、一定期間オフィスの一角に展示をしておきました。
今回このバザー会を開催するにあたって我々ウェルビーインググループが行ったことは、当日までのオペレーションを決めること、バザー会のアナウンスを行うこと、当日バザー品の展示や片付けなどのみです!もちろんかかったコストはゼロ!
事業レベルでサステナビリティへの取り組みをされている企業も多くある中で、我々ができたことはほんの小さなことだと思います。しかし、どこから始めればいいか分からない、やろうと思っても実際はコストがかかってしまう、社員が身近に感じてくれない、という課題に対しては、とても実用的で意味のある施策が行えたと思います。何より、このバザー会を通じて、たくさんの方の笑顔に接することができ、形だけではなく、コインチェックで働く社員が楽しんでサステナビリティの活動に関わったことが一番うれしく感じたことでした。
コインチェックは、これからも、コインチェックらしさを大切にした、社会課題解決に向き合っていきたいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
<担当>
コインチェック株式会社
社長室ウェルビーインググループ:奥野、浜田
well-being@coincheck.com