はたちの私に、青春の汗を!
今年に入ってから新しくボクシングを始めてみることにしたんですが、それが日々の生活にものすごーく充実感を与えてくれていて。
厳密にいうと、わたしがやってるのは実際に人と格闘するいわゆる “ボクシング” ではなく、暗闇の中でグローブをはめて、エクササイズ感覚でサウンドバッグを打ったり、ダンス的な動きもしたりする新手の競技。
その名も “格闘系フィットネス”というものらしいです。
イメージとしては、
原宿系ガングロギャル的な、
ビジュアル系48グループ的な、
同じジャンルに見えて実は全然違う2つの組み合わせでできているスポーツですかね。
格闘は痛いのが嫌だからやりたくないけど、グローブとかはめてかっこよく運動したいよっていう私には最高の組み合わせ。
グローブはめただけで運動した気分になるし(あかんやん)、サウンドバッグ打ちは結構ストレス発散になってるので、今のところ、毎回結構テンションあげあげで通ってます。
いや、でも、これめっちゃきついんですよ。
想像を絶してましてね。
45分間ほぼノンストップでとにかく基礎トレからミッド打ちまで激しく動き回るんです。
スクワットで呼吸を整えて、次!
ジャンプしながら心を落ち着かせて、次!
みたいに、休む間ですらトレーニングを意識させられる。
高校時代を写真部で生温くやり過ごしてきた私にとっては、バキバキにキツイコース。
友達と2人で
「ボクシングやってみたいねぇ」
「そうだねぇ」
みたいなノリで始めるもんじゃあありません。
現役女子大生、10分も持たずにK.Oです。
でも、ちょっとでも手を抜いてると、暗闇のくせにハンターのように私のところにやってきたコーチが、サウンドバッグの向こうから
「Come on! もっとお尻をget down! ワンツー!ワンツー!Hey!Hey!Hey!Hey!」
ってめっちゃ煽ってくる。
わたしのサウンドバッグをバシバシ両手で叩きながら、それはそれは超煽ってくる。
だから、何回K.Oだしても立ち上がって猫パンチでもなんでもとりあえず繰り出して頑張るしかないのです。
そんな、ルー大柴もびっくりするほどナチュラルに英語も話せるコーチのもとで、週に一度、ドMになりながら体を動かしていると、始めて1ヶ月で体にちょっとした変化があらわれました。
なんとなく、
代謝が良くなった気がするのです。
実はわたし今まで代謝が悪すぎて、汗が額をつたうという経験をしたことがなかったんです。小中7年間もバスケしてたのに、青春の汗の記憶は一度だってありません。全部熱がうちに籠ってしまって、頻繁に軽い熱中症のようになってしまう。試合中も、すぐ熱くなってよく鼻血出してました。
だからこれまでスポーツする時にタオルの必要性を感じたことがなくて、もはや持って行くことすらしなくなっていたのに、こないだ無心でサウンドバッグ打ちまくってたら、汗が額をつたったんです、一滴。
「あ、タオル!」
って思えたのがすごく嬉しくて、なんとも新鮮で。
まだ20歳ですけど、フィジカル的な変化はもう久しく感じてなかったので、ここにきて自分の体の変化を実感できるのは結構良い経験だな、と思いました!
まだまだ自分、可能性に溢れてるぞ、と。笑
そして、終わった後は「楽しかったー!」って思えても、正直エクササイズ中のモチベーションとしては「痩せたい!」の一本綱しかなくて、きつくなった時に手を抜きがちだったんですが、代謝が良くなろうもんならもうちょっと頑張れそうな気がしてます。
もっと自分がドMになりそうです。
万歳。
ということで、今のところまだ痩せてはないけど新しい自分の価値がひとつ見つけられたのでやっぱり始めてよかったんだと思ってます。
新たな自分の可能性、まだまだ捨てずにみつけてこ!
*
これは、こないだのボクシング帰りに食べた丼ぶり。
しっかりデザートも食べました。
思ったけどボクシングが吉祥寺にあるので、はらぺこの私にはあまりにも誘惑が多すぎて痩せられるわけがないのでした。
まぁ、
それはそれで美味しくて幸せなので、万歳。