今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」12、13話感想
この回はやきうサイドの動きが多いがアクションものの話題になってしまうので割愛するとして。
がセネタ、これにフェリスが惑わされるという状況が、AIのハルシネーションが課題となる2024年現在興味深いものである。今回やきうのフェイクニュースは保身で、ネット情のは愉快犯のようなもの。良識のある人間がフェリスのように即座に情報に飛び付かないのは、ネット上の情報はそうした色んな意図で恣意的に書かれたものも多いと知っているから。
となると今のチャットボットって大丈夫なんか?と思う。人間は教育によってその地域で共通理解をされやすい知識を身につけるチャンスがあるが、チャットボットは「この情報は正しそうだ」と判断する教育は受けてない、というかタブー視されている恐れがある。政治上風紀上の問題からによる規制で質問を拒むことはあっても、情報自体を適切に取捨選択して答えてないのではなかろうか。
正直人間もそれはできてない人がいると思うけど、チャットボットに情報リテラシーの事前学習を組み入れてもよいのではないかと思う。
いっそ情報が固定されたもの(西田幾多郎の生年月日のような)ならチャットボットに電子データベースに使わせて回答した方がいいんじゃないかとも思うが、「固定された情報とは何か」という話になるとフレームワーク問題が発生する。
フェリスの話に戻るが、この偽情報に対して「ペナルティを課す」というのはまあ、労力の無駄遣いになっただろう。ネット上には悪知恵を働かせる才能の持ち主がいる。ちょっとした隠語(フェリス→女学院、みたいな)が生み出されては便所の書き込みが増えるし、誹謗中傷を受けることは必須。人間ですら参ってしまうというのに、フェリスが耐えられるとは思えない。いや、発狂して人類滅ぼすかも。
軍事システムにハッキング、人工衛星をやきうに落として攻撃するフェリス。フェリスはフェイクニュースによって人間不信を強めているから、フェリス側がテロ組織と連携というより、野望を持つ国の政府要人がフェリスにコンタクトをとってきそうだ。ここまで自律的に機械やシステムに介入できる存在はある意味核兵器より強い、なぜなら核兵器の管理も電気を使用するものだから。実際にフェリスを使役するにしろ「平和的利用」をするにしろ、この時点で唯一無二の最強兵器を掌握するのは旨みが強い。
そしてフェリスは騙されやすい。正攻法で「やきうを捕まえるのに協力するからその代わりに」と言われたら流石に利用されてると気づくだろうが、政治家は言葉巧みなものだ。情に訴えてフェリスを取り込んで、日本という地政学的に有用な地を支配下に置くことはそう難しくないだろう。
現実にはAI+人vsAI+人というのが既に起きている(主に世論操作などの「おとなしい」形で)。
ここまででssは荒らしに遭って止まってしまった。次回、私は自分なりに思うラストを書いてみようと思う。