スクラムマスターの成長ステップ:課題発見・解決力の磨き方
こんにちはこんばんは。スクラムマスターの いのもえ です。
先日、スクラムマスターの課題発見・解決能力について同僚と認識合わせをする機会がありました。具体的には、スクラムマスターのそれらの能力の熟達具合にラベルをつけてみたのです。
スクラムマスターの役割には求められやすい能力でもあると思います。今回の記事がスクラムマスターやチームを支援する方の参考になれば幸いです。
レベル分け考えてみた
レベル 1: スクラムガイドとの差を指摘できる
スクラムガイドとの差を指摘するだけで、現場に沿った柔軟な解決策を考えられない / 解決すべきか判断できない状態がレベル 1 だと考えました。
観察のきっかけとしてこういった「ガイドとの差」を確認する方法はアリだと思いますが、チームを支援する立場であればより「その差がどう課題なのか」も伝えられるようになるとチームにとっても有益だと思います。
去年の自分はこのくらいだったな…と思います(しみじみ)
以下の記事で触れた苦しんでいた頃です。
レベル 2: 課題の特定と解決を推進できる
ガイドよりも一歩踏み込んだ課題の発見と、それらを解決へ導くことができる状態がレベル 2 だと考えました。
レベル 1 との差で大きいのは、「自分で課題なのかどうかを判断したうえで行動できる」という点だと思っています。自分で判断するためには、自分なりの目指したい軸を持つ必要がありますが、それを打ち立てられるのかという観点です。
今の自分はこの部分だと感じています。「自分の目指したい軸」というのを、明文化してみたり、他の人に見てもらったり、それをもとにアクションしてみたり…ということを日々試行錯誤しています。
レベル 3: チーム全体での課題解決を促すことができる
チームが自発的に課題を特定し、解決できる文化を育てられる状態がレベル 3 だと考えました。
レベル 2 との差として明確なのは、主語がチームになることだと考えています。これ以降のレベルについては「"スクラムマスターの" 課題発見・開発能力」から「"チームの"課題発見・開発能力」と変わっていくと想像しています。
〆
同僚と話したときは、認識合わせのために「レベル 1 は〜」といった話し方をしたのですが、もう少し磨き込めばスキルチェックにも応用できそうです。
また、記事の要旨とは逸れますが、今回は Napkin AI というサービスに記事内の画像を作ってもらいました。すっときれいな画像がでてきたのでとっても助かりました。また使ってみたいです。