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ボルダリングを設置した訳

めぐみ保育園は0,1,2歳児の小規模保育園。生まれてから3歳児になるまで身体や脳の発達は度合いでいえば一番変化を感じるかもしれません。今年の初めはハイハイだった子も今では走り回っていたり。一か月、一週間、一日単位で成長がみられます。そして子どもたちは好奇心にあふれ何かワクワクすることはないか探し回っています。


困りごとと欲求のサイン

よく「この子落ち着きがないわ」とか「じっとしてられない」とかってことで困りごとは無いですか?こどもは大人と違って時間や場所かまわずあそんだり、走り回ったりします。これはすべて身体の欲求によるもので成長に伴って身体を動かす事でいろいろ学んだり成長を促しています。それが「はしりたい!」「高い所に登りたい!」「何かを投げたい!」という欲求に出るわけです。そしてその欲求を通して発達し成長していくのです。

ボルタリング設置

めぐみ保育園ではなるべくその学びの場を作りたいとボルダリングの壁を作ってみました。効果てきめん!ベビーベッドに乗ったり塀に登っていた子どもたちが飛びつきひょいひょいと登って楽しんでその欲求が満たされると大人が思うここは危ないなーという場所に乗る回数が減ってきました。

ベニヤ板のサイズですが3歳児くらいにはちょうどいいです。

こどもたちはあえて大人を困らせようと行動してるわけでなないのです。また大人を困らせて気を引く場合もありますが目には見えない心の動きを捉えることで解決する場合があります。

見方を変えたら世界が変わる

子育てをしていていわゆる困り感というのがあると思いますが一つ立ち返ってみてこの欲求はどうすれば昇華できるかを考えてみるのも子育ての醍醐味かもしれません。家庭ではなかなか環境の設定などが難しいと思います。家ではできない事で保育園がかなえられる事もあるかもしれません。そんな時はぜひ保育士などに相談してみてください。単純に他人に話をするだけでも何かヒントが出てくるかもしれませんよ。

めぐみ保育園 主任保育士 粕谷誠二


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