オンライン日本語教師 授業例：教科書「いろどり」を使ったレッスン
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今回は「いろどり」という教科書を使ったレッスンです。
「いろどり」の教科書とは？
「いろどり」と呼んでいますが、正確には「いろどり 生活の日本語」のようです。
この教科書は、独立行政法人国際交流基金日本語国際センターによって制作された初級向けの日本語の教科書です。
「外国の人が日本で生活や仕事をする際に必要となる、基礎的な日本語のコミュニケーション力を身につけるための教材」と公式ホームページには書いてあります。
どういう教材か、この公式の動画にわかりやすく説明してあります。
ここから教材をダウンロードできます。
私が「いろどり」を気に入っている理由
まず私がいろどりの教科書が好きな理由は、カラフル＆絵が豊富で、日本語学習を楽しく続けられるからです！
「ちょっと日本語を勉強してみたいわ」と気軽に習いたい学生や、集中力の長く続かない子供の学習者に適した教材です。
日本語の勉強は難しいです。
ひらがなカタカナ５０音ずつ、漢字2,000文〜と、習い始めに越えなければならない壁が多くあります。
「文法を使いこなせるようになって、日本語を話せるようになる！」と強いモチベーションをもっている学生なら、難しい壁も越えていけるでしょう。
でも真面目な日本語の勉強にいきなり入ると「文字が多くて思ったより難しい…」と挫折してしまう場合があります。
そんなとき、イラストや写真の説明が多くあり、多言語に対応した教科書があれば、モチベーションを保って勉強しやすいです。
「いろどり」には具体的な例がたくさん！
初心者にも取り組みやすいですが、文法事項を勉強し終えた学生とも、取り組むことができます。
このような形で、シーンごとに日本語での自然な会話が入っていて、それを聞いて何を言っていたかを答える問題が多く入っています。
習ったことを実際の会話の中から聞き取って、理解する、より実践的な練習に使えます。
また、リスニング教材を聞いた後にシャドーイングしたり、ロールプレイしたり、と学習者が実際に話す練習をする場面も設定してあります。
だから、聞きっぱなしにならずに、学習者が今後使える日本語を勉強することもできます。
オンライン上で無料で公開されている！
こんな良い教材がオンライン上で無料で公開されています！
独立行政法人国際交流基金日本語国際センターの方々に大感謝です！！
学習者にも、リンクを教えるだけで無料でダウンロードしてもらうことができるので、とても便利で取り組みやすいです。
はっきりいって、この教科書に沿って音声を流して、質問をして、理解を確かめることで充実したレッスンができてしまいます！
何もないところからレッスンをするよりも、このように取り組む内容がある方が、レッスンに見通しを持たせやすく、続けやすいです。
他の教材と組み合わせて、レッスンの前後半で「いろどり」をする、というのもおすすめです！
まとめ
学習者のニーズにあった教材を提供・紹介するのもオンライン日本語教師の仕事です。
調べてみると、こんなに使いやすい教材があるので、使わない手はないです！
時間のあるときに、日本語教育で使えそうな教材を探しておくと、いざというときに「そういえばこんなものがあったぞ！」と思い出せます。
すぐに使うアテがなかったとしても、「いつか日本語学習者の助けになるかも」と感じる教材に出会ったら、とりあえずダウンロードして内容を頭に入れておくと、オンラインレッスンで提供する内容が増えていきます！！
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