世界からの追放 かつては「世界の警察」としてリーダーシップを発揮してきたアメリカ。しかし、その圧倒的な力と独自の価値観が、同盟国や国際社会から疎まれ始める。 他国からの信頼を失い、最終的に各国の駐屯軍は追放され、グローバル経済からは孤立することに。 孤立と内部の混乱 追放されて初めて、アメリカ国内でも経済の疲弊や格差拡大など、見えない問題が浮き彫りになる。 これまで他国に頼ってきた分野、特にエネルギー供給や製造業が一気に停滞。社会は混乱し、「強かったアメリカ」は過去
1. 世代別選挙区とは世代別選挙区とは、選挙区を年齢層ごとに分け、特定の世代ごとに代表を選出することで、若者の政治的な発言力を強化し、少子化対策の一環として若者の地位を明確にする取り組みです。このアイデアは、地域に基づく現行の選挙区制度を見直し、最新技術を利用して民主主義のあり方を再構築する提案です。 学問的な視点からは、世代別選挙区は「世代間の代表性の公平性」と「民主主義の再定義」という二つのテーマを考察する上で重要です。特に、若者の声が政治に反映されにくいとされる現状
はじめにウクライナ侵攻をきっかけに、ヨーロッパ各国では徴兵制復活の動きが活発化しています。イギリスのリシ・スナク元首相も徴兵制復活を公約に掲げ、国防の再考が求められる中、かつて素人兵士の必要性が疑問視された徴兵制に今再び注目が集まっています。 現代では高価な兵器を守るため、安価な兵士が必要とされています。特に塹壕戦や自爆ドローンの登場により、兵士の需要が再燃しています。こうした現代の情勢において、日本でも徴兵制復活の議論が俎上に上る日が来るかもしれません。 しかし、少子
あらすじ 旧統一教会には、日本は「イブの国」という考え方があります。 男尊女卑的な価値観を韓国と日本に関係づけることで、日本を女の国扱いする。それによって、韓国が被ってきた植民地被害のダメージを慰撫し、また被害者と加害者の関係を転倒させ、日本を韓国の補佐役として定義する効果があります。 よくできた宗教的哲学だと思います。日本が「イブの国」というのは、イブの性質である、男に守られる権力のない女であることと、男を誘惑する毒婦であることで、日本を例えています。 ・男に守られ
■①提案私は、失敗学を高校教育に導入することを提案します。現代社会では、産業構造の変化や競争の激化により、失敗を避ける風潮が強まり、若者はリスクを恐れて挑戦する機会を失いつつあります。経済的・社会的な損失が大きくなる中で、失敗が忌避される傾向が増しています。しかし、失敗は成長のための貴重な経験であり、これを前向きに捉え、次に活かすための教育が必要です。 失敗学は、失敗の原因を科学的に分析し、同じ失敗を繰り返さないための方法を提供する学問です。過去の失敗事例も盛んに引用して
石破総理が就任し、株価が下がって「石破ショック」と言われています。株式市場からは批判の声も聞こえ、私はこの状況を見て「岸田ショック」を思い出しました。岸田総理の就任時にも株価が急落し、その後彼の政策が株式クラスタから批判されました。 株価と総理の評価 株価が新総理の政策に敏感に反応するのは、ある意味で当然だと思います。経済政策が株式市場に与える影響を無視するわけにはいきませんし、株式が上下することで新しい総理の価値を測るのも理解できます。しかし、近年では株価指標に過度に依
1.導入 ベーシックインカム(BI)は、「低額BI」として実施するべきであると提案します。たとえば、BIを月10万円くばるより、月1万円くばるほうがすぐれていると主張します。 BIは全ての国民に一定の金額を無条件で支給する制度です。この点は皆一致しますが、具体的な支給額について一致した意見はありません。一般的には、支給額は月額10万円などの「高額BI」が主張されることが多いです。 しかし、本記事では、「高額BI」を実施するべき根拠は実は希薄であり、その多くが「ベーシ
はじめに夫婦別姓や同性婚は、伝統的な家族観と新たな人権概念の対立であるとみなされています。しかし私は違うと思います。これらの問題は、住民管理システムの技術的制約と、それに伴う制度の更新の問題だと考えます。 住民管理システムは「手書き」の記録から「電子認証」まで変化してきました。現在は、住民の管理方法が明治に制定された「印刷書類」から「電子認証」への移行期間に当たると思います。この移行期間において夫婦別姓や同性婚が社会問題として生まれたのは偶然ではないと考えています。これら
1. ナウル誹謗中傷事件の概要 ナウルは、南太平洋の小さな島国であり、世界最小の共和国の一つとして知られています。2024年9月、ナウル共和国政府観光局が、SNS上で「未開の部族」「蛮族」といった表現を用いた誹謗中傷を受けたことに対し、法的措置を検討していることを発表しました。このような侮辱的なコメントは、ナウルの国際的なイメージを損ない、国の尊厳を傷つけるものとして強い非難を受けました。 2. ナウルと日本の関係 ナウルと日本の関係は、第二次世界大戦中の歴史に深く
1.導入「ベーシックインカム」、略してBIについてお話しします。ベーシックインカムは、すべての国民に対して無条件で一定額の現金を定期的に支給する制度であり、近年では世界中で多くの議論を巻き起こしています。本記事では、BIの概要を説明し、その3つの側面—福祉的側面、経済的側面、そして市民権的側面について詳しく解説します。 BIにはその制度自体の本質を見極めるために理解すべきいくつかの重要なポイントがあります。福祉的な視点ではどうなのか、経済的な視点での影響は何か、そして市民
導入 2024年8月31日、JR横浜駅近くの建物から女子高生が飛び降り自殺を図り、下にいた女性を巻き込んで死亡させるという悲劇的な事件が発生しました。この事件は、日本のインターネット上で「一人で死ね」「自殺者も辛いんだ」といった議論を巻き起こし、社会的な注目を集めました。この記事では、これらの異なる意見を整理し、その背景や倫理的な課題を考察します。 特に、「一人で死ね」という道徳律を学校教育で導入することを検討します。 ①議論の背景と対立する主張の整理 ま
初音ミクを性的視点で見るかどうかについての議論は、近年のファンダムやインターネット文化で分裂が見られる重要なテーマです。この分裂は、キャラクターに対する異なる解釈や価値観に起因しており、特に二次創作やファンアートの領域で顕著です。 初音ミクは論争以前から性的視点を振りまいていたという指摘は可能ですが、それだけでは近年のセックスシンボルらしさを説明するには足りないようです。 1. 初音ミクを性的視点で見たくない人たちの立場 このグループは、初音ミクを「ピュアなキャラクタ
ミャクミャクの口に落書きのニュース 大阪万博のマスコットキャラクターである「ミャクミャク」の口部分に「フリーパレスチナ」という落書きが描かれたそうだ。常識に敵に考えれば、 ↓以下はそのニュース >「ミャクミャク」の巨大モニュメントについて、「口」にあたる部分 >黒色のスプレーのようなもので「FREE PALESTINE」 いったい誰が?万博「ミャクミャク」モニュメント、今度は落書き被害 https://mainichi.jp/articles/20240518/k00/0
序論現代社会では、出生という行為は一般的に肯定的なものとされています。でも、反出生主義という考え方は、そうした常識に挑戦しています。この立場に立つ人々は、出生そのものが倫理的に誤りであり、場合によっては暴力とも言えると主張しているのです。 反出生主義の代表的な考え方は、デイヴィッド・ベネターやエミール・シオランといった哲学者によって支えられています。彼らは、生きることに価値があるのかどうか、という大きな問いを投げかけています。しかし、この「出生は悪である」という主張に対し
■前提 ・ウクライナ人であるナザレンコ氏が日本で保守言論活動をしている。 ・ウクライナの徴兵に応じる旨の発言をしている。 ・日本人の若者であるベビーレモン氏が義勇兵としてウクライナへ ・ベビーレモン氏がナザレンコを兵士になるように煽る ・政治家の米山氏がナザレンコ氏を徴兵逃れしていると批判 ・保守派が事情が複雑であり違法ではないし徴兵逃れでもないと擁護 ・左派が徴兵に行けと煽り、右派が日本にいろと守る勢力対立へ ①懲罰徴兵を煽るリベラル派を批判する 結論として、私は
世界線①:初音ミクは成人しない 世界線②:初音ミクは成人する 2023年は初音ミクにとって特別な年だったように思う。 初音ミクは2007年に発売された音楽ソフトで、iphoneと同世代だ。彼女は16歳という設定でキャラクター化していた。2007年に「未来から来た」というフレーズで生まれた16歳が、生まれてから16年たったのが2023年である。もしかすると、彼女は2023年の世界から2007年へ「初音」を伝えに旅立ったのかもしれない。 2007年の初音ミクは明らかに