転職について〜【その2】自分を知る
転職をしようと考え始め始めた時に何をしていくのか。
まず、いろんなことを整理しつつ見極めていくことが必要になってきます。
転職について~【その1】も書いていますので、よければご一読ください↓。
自分を理解する
自分のスキルや能力、適性、自分が仕事について考えていること、などわかっているようで実はわかっていない部分もあります。
ひとつずつ整理して、自分という人間を理解していきます。
1:経験
2・資格
3・長所
4・短所
5・得意なこと
6・苦手なこと
7・好きなこと
こうして見てみると、履歴書に書く欄と同じところも多いですよね。
1・経験
前職・現職の経験や学生時代のバイトなど、仕事の経験はその業種(販売・営業・製造)だけでなく、
・PCスキル
・仕事や家庭での子供や高齢者への対応
・運動や趣味など継続した経験のあるもの、継続しているもの
・リーダー業務経験(会議の議長や書記、ファシリテーター経験など)
・文章作成力
なども貴重な推せるスキルになります。
2・経験
専門性のある学校や学部に進むと資格を取るのが当然の場合も多いですし、仕事上必要なので取ったり、興味があるから取ったり、と様々な理由で資格を取得しているものだと思います。
どの資格も、本当に嫌いなジャンルであれば取得には至らないと思う(例外あるかもしれませんが)ので、例えば「向いてないし他の道に進みたい」と考えていても、ひとつの選択肢としてその資格を生かして転職先を探すのもいいのではないでしょうか。
そして、資格を持っている、ということは自信を持って相手に伝えられることです。
勉強を遂行し合格できた、ということは継続性と忍耐力があるという証明になります。
3・長所 4・短所
長所はいいところ、短所は悪いところ、と思いがちですが。短所は長所になり得ます。
キャリアコンサルティングを受けられた方や若い方は就職活動時に聞かれたことがあると思いますが、短所は長所になり得ます(2度目)。
例えば
飽きっぽい➥好奇心が旺盛
行動力がない➥慎重
感情的➥正義感が強い
など、一般的に短所と言われやすい面を長所に言い換えて(リフレーミング)、長所としてアピールできるように、そして自分でも長所として自信を持てるようにします。
5・得意なこと
自分はなにが得意か、を考えてみます。
『好き』なこととは違って(好きこそものの上手なれ、ですが)自分で気付かない『人と比べて秀でていること』があるかどうか。
自分では何なくしている事だけど周りを見ると難しそうにしてたり、出来ない人がいたり、という事とか、人から指摘されたり褒められたりする事とかがあれば、それは得意なこと=次の仕事に生かすことができる可能性がある、ということです。
6・苦手なこと
やってても頭に入ってこない、とか、どうしても覚えられない、とかいう事があれば、自分で認識していなくても、それは自分にとって『好ましくないこと』なのかもしれません。時間ばかりかかってしまって上達しない=苦手なことはなにか、と考えてみて、その業務や内容が必要な職業は避けた方が無難です。
7・好きなこと
PCが好き、とか、子供と関わる事が好き、など、好きは自分ではっきりわかることだと思います。
今まで経験したことのある仕事で「あの仕事は好きだったからもう一度携ってみたい」という事もあると思います。
好きなことを仕事にできるということは幸せなことだと思いますし、『好き』は続けることができる重要な要素であり、困難があっても乗り越えていける要素だと思います。
好きなことに関して自分のスキルはどうなのか、能力に足りない部分はあるか、どの業種であれば生かすことが出来るのか、を客観的に評価する事が必要になってきます。
『仕事』をどう捉えるか
次に、自分が『仕事』をどう捉えるかを考えていきます。
・収入を得るもの
・活躍できるもの(経験や資格、得意を生かせる)➥できること
・好きなことができるもの➥したいこと
・時間が潰せるもの
・ステータスを感じるもの
…などなどがありますが、それぞれのバランスがどうなのかが問題です。
もちろん、生活のための収入がないと仕事する意味がない、という人が殆どだと思いますし(ごく一部の羨ましい方を除き)要になる部分だと思いますが、その人によって
収入>>好き 、好き≧収入>活躍 、活躍>収入 ステータス>活躍=収入
などなどだったりするので、何を重点に置くかも転職を探す際の要素になります。
でも、仕事を探していく中で、そのバランスが変化していく、変化させざるを得なくなることもあると思います。
そのバランスの変化を自分がどこまで受容できるか…妥協してしまったら後悔することになるかもしれないので、その時点ごとでよく考えていく必要があります。
自分の価値を知る
自分の価値というのは、なかなか自分ではわからないことだと思います。
自己評価高すぎやろ…という人、またその正反対の人もいます。
現職場のシステムを熟知していて立場が高い人が、違う職場でも同じように活躍できるか、といえば、それはわかりません。
でも「自分は他の職場でもやっていける、ここより年収も上がるはず」と思い切って転職しても、転職先で思うような活躍ができず(評価も得られず)、新しい環境に適応できず、という場合もあります。
自分の実力は汎用性があるのか、ないのか。もし後者であれば何が足りていないのかを把握する必要がありますし、現職を続ける方が幸せな場合もあります。
話を戻して、自分の価値をどうやって知るかなのですが、
経験、年齢、将来性、スキル、コミュニケーション力、適応能力…
就職活動時に相手(求人先)が自分の価値を正確に把握してくれているか、というのも疑問ですが、客観的に自分を測ることも困難です。
ただ、転職活動するにあたっては、的を絞るには自分の価値をある程度知っておくことも大切ですし、知ることで現職にとどまるほうがいいという判断する場合もあると思います。
で、価値を知るにはどうするか、ですが。
数社に対して求職活動をしていくうちに、自分の立ち位置というものがわかってくることもありますし、転職サイトに登録して、エージェントさんがどんな仕事を紹介してくれるかでなんとなく読める場合もあります。また、企業からオファーがくるシステムでも、どんな会社が興味を持って連絡をしてきてくれるかでなんとなく読めてくると思います。
ただ、もし自分で思っていたより評価が低そうだと感じても「自分の価値はこれくらい」と思い込んでしまう必要はなくて、ある程度の目安として捉えておいて、無理と思い込まずチャレンジも必要です。
番外:どんな仕事があるのかを知る
自分を知るとは違う内容になりますが、どんな仕事があるのかを知ることも重要です。知らない仕事もあるかもしれません。適職チェックもできます。
ご参考までに↓。
ホームページ | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
いい転職で幸せな一歩を踏み出していただけますように。