「そうかも、しれんね」は良いかもしれんね。
NPO法人はぁとスペースという、小さなNPOの代表をしています。
先日、引きこもりの息子さんを持つママより
息子とちゃんと、話し合いをしたいので、立ち会ってほしい!と言われました。
息子さんは、小学校の頃よく、私達が運営している、まちかど図書館に遊びに来てました。
中学校には、なかなか行けず。
今年、単位制の高校を希望して入学はしたもののコロナもあり、結局行けず。
ママの気持ちもわかります。
私でお役にたてれば、と約束の日に伺いました(^o^)
まずは、双方の意見をたくさん聞こうと思いました。
もしかしたら、会ってくれないかもしれないとも思っていました。
でも、ピンポ〜ンって行くと
ちゃんとリビングに居てくれました。
ちょっと世間話をしたあと、ママもテーブルにつき、私は二人にあるお願いをしました。
それは、
それぞれの会話の前に必ず
「そうかも、しれんね」って言ってほしいと勝手にルールを決めました。
そして、会話がスタート。
ママが
「この先心配なんよね」
息子
「そうかも、しれんね。でも、コロナが怖い」
ママ
「そうかもしれんね。でも自分で高校行くって言ったやん! 」
息子
「そうかもしれんね、行きたいけどドキドキする、身体が動かない」
ママ
「そうかもしれんね、ずっと家におるけんね、確かに急には無理かな。」
息子
「そうかもしれんね、でも、頑張りたい」
アハハ(笑)不思議と会話が笑顔になりました(^o^)
私が、勝手に決めたルール
「そうかもしれんね」と言う言葉は
不思議と相手の意見を一旦受け入れる感じになりました。
思いが強いからこそ、つい相手を否定してしまう。
でも、否定した時点で、その先は繋がらない。まずは、一旦相手の立場になる。
わかっていても、出来ない時は無理やり言って繋げてみる。
そうかもしれんね。っと。
私は、9年前に息子を飲酒運転の車により亡くした遺族です。
事故前からNPO法人で活動していたので、すぐに講演や、街頭活動を行いました。
「飲酒運転撲滅にご協力下さい!」とチラシを配り、びっくりしたのが、
「飲酒運転は絶対になくならない!」
との声でした。これは今でもよく言われます。
最近も
「あんたが一生懸命活動しようのは、わかるけど、この先も飲酒運転は絶対なくならない!」と言われました。
そして、そんな事言うのはだいたい人生の大先輩です。
ちょっと前の私だったら
クソ!っと言いながら唇を血が出るほど噛みしめて泣いてしまう時もありました。
でも、最近は一応
「そうかもしれないですね」と答えます。
そして、「だから活動するんですよ!」って笑顔で話します。
飲酒運転がなくならないから、言い続けるんですよって。戦争の歴史と一緒です。平和を守る為に、辛い過去を思い出す。それでも、地球上のあちこちでは争いが絶えない。
事実を伝え続ける事が大切ですよね。私は、そう思います♥
でも、その前に
人には、色々な考え方がありますからね。
そうかもしれんね、っと一旦受け入れて考えると私も楽になりました(^o^)
会話中のエッセンスとして、皆さんもどうぞ使ってください(^o^)
そうかもしれんね。は、良いかもしれんね。
そして、何事も深く考え込まずに聞き流す。
こんな時はにも、おすすめです(^o^)