美を支える緻密な構成意識。リ・ウファン「Dialogue(対話)」シリーズ最新作を見てきた
リ・ウファンによる最新作「絵画展」は、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催されています。
リ・ウファンプロフィール 李は1936年韓国・咸安郡生まれ。60年代後半より「もの派」の理論家およびその中心的な実践家として活動。石や鉄といった自然物と人工物の即物的な組み合わせからなる「関係項」シリーズや、余白がキャンバスの大部分を占める絵画の連作「Dialogue(対話)」など、作品への人為的な関与を極力排除したミニマルな世界観が、空間に独特の緊張感と静謐さをもた