第2章 なぜみやこやをつくったのか_措置から介護保険へ
高校受験を控えたある冬のことでした。私はTV番組の特集に釘づけになりました。
「措置制度から介護保険制度へ」
これまでの施設や介護のあり方に、私はあまりいい印象をもっていなかったのですが、それはどこか施設のイメージが「姥捨て山」だったり、「行ってしまったが最後」みたいな雰囲気だったり。とても暗いイメージだったんですね。
一辺倒の支援でまとめて介助をされるというような、そんな印象です。
しかし、TVの特集では2つ私の中で衝撃的な話がありました。
・介護が支援ではなくてサービスになる。
・在宅福祉が前提としたサービスができる。
まだ、措置の時代に、この話を聞いたことは私の人生を変えるほど衝撃的な事件でした。
講演会ではよく話すのですが、私は高校受験のギリギリまで漫画家になることを諦めきれずにせっせと執筆活動をしていたんです。
気が付くと数週間後にはセンター試験を控えていて、もう、今更どこに行こうかすら考え付かない。
しかし、この特集を見て、雷が落ちたような衝撃を感じたのです。
ここで、私は始めて「社長になって在宅介護の仕組を作ろう!」と進路を変更したのでした。
なぜ社長になろうと思ったのかは、講演会にて聴いてください(笑
※講演会で私の話を聞いた方は、この辺りをよくご存知かと思います~。