在宅の栄養に関する課題はたくさん!
この数週間の間に、新規のお弁当が5件ほど。
認知症の方、生活保護の方、病気の方様々です。
今回お届けしてみて、「良かったなあ」と思ったのは、皆さんが笑顔になったこと。
食事支援は結構難しくて、お弁当を持っていくだけでは上手くいかないことも多いんです。
認知症の方の場合は、初回時はおびえた顔で私を見つめる。そして「いらない」の一点張り。ということはよくあります。後はお弁当がくることを忘れてしまうので、鍵を締め切られてお届けできなかったり。そして、何度も回数を重ねてようやく「弁当屋さん」という認識をしてくださる。
後は認知症からくる鬱傾向のある方も多いので、日によって攻撃的になったり、食欲不振になったり、色々な日々の変化に対応しながらお声かけしてみたりしながら、ゆっくりとゆっくりと関係性を作っていきます。
病気の方は、制限があるので、いかに美味しいメニューを提供できるかが課題ですね。みやこやの弁当は、汁物をつけない分、少し料理に塩分をつけていますので、比較的食べやすい。なるべく続けてもらうにはどうしたらいいかを考えながらメニューを考えます。
先日は、みやこやの管理栄養士と栄養アセスメントと通常のアセスメントについてレクチャーしながら打合せ。
地域での栄養指導というのは、栄養指導をする際に家族の背景や経済状況など多角的に分析しながら、指導法を考える。
という風にしないと、なかなか導入が難しい。
みやこやの管理栄養士と今まで関わって来たケースから10件近くの事例をピックアップし、お互いどういう支援ができるかを話し合いました。
在宅でサポートをするというのは、とても難しい。しかし、いかに地域で住むかという視点を持てば、解決しておかねばならないことも多いですね。
私達も「食」の部分から地域での生活が可能となるようなサポートをしたいと思います。