第1章 ようこそ「みやこや」へ_アウトカム
みやこやを中心とした自治会単位の地域包括ケアシステムを作るという構想のもと、進められたこのプロジェクトですが、立上げ時に「見える化」しておこうと「アウトカム」の図式を作りました。この図を元に約2年間運営をしているのですが、あと少しのロジックを完成させたらほぼ完成です。
丁度、去年より私自身が民生委員を始めたという事と、スタッフさんたちが自治会の役員であるため、ジワジワと自治会との連携もスタートし始めているので、更に色々な動きが出てくるかと思います。
一見難しいように見えますが、一つ一つのツールを作り仕組の一貫として仕組化させていくので、この作業がルーティン化(日常化)してしまうと、次第に動き始めます。
なんとなく、積み木がつみあがっていくような、パズルが埋まるような感じです。
完成するまでの全てを一人でやる必要は全く無く、デイサービス(拠点)が動き出すと次第に関わってくれる人たちが増え始めます。みやこやの場合はデイサービスが「恒常的な居場所」となりますが、この「恒常的な居場所」というキーワードさえあれば、どんなところでも大丈夫です。
そこからゆっくりと色々な物事がスタートし、興味のある人がそこにかかわり始めこのツールを一緒に完成してもらう。この「やっていく過程」がとても大事です。
自分から色々な所に行って「私、こういうことをやりたいんです!」って頑張って言わなくても、自分が出来るところから始めると次第に得意な人がやってきます。
全てをやる必要はないのです。
このロジックは、あくまでみやこやの図式です。
これは、私自身が栄養士であり、宅配弁当ができるから成立するのであり、他の得意分野を持っている場合は、アレンジして使ってください。