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たかが活字の組み合わせなのに文章になると個性を放つ面白さ
気が向いたとき、何か書きたいときにnoteに雑記帳代わりにしたためているのですが、他の人の記事を読むのもまた楽しかったり面白いなと思ったりしています。
創作活動をしている方も多いということでライター業をやっているという方のnoteも、目に付いたものや興味のあるテーマの記事などは読んだりします。
ドラマ好きなのでドラマレビューもよく読みます。
それぞれの人がそれぞれに書いている文章やテーマ・内容は十人十色。
内容はその人の考えていることや感じたこと、日々の出来事だったり、内面が表れていたりします。
内容とは別に、「文体」もそれぞれ違うから興味深い。書いているテーマは同じ執筆者でも都度違うけど、文体はそのクセというかテイストというか、なんとなく個性が出ています。
文章が上手いとかそうでないとかに関わらず。
冷静めの文体、丁寧なかしこまった文体、気さくな文体、元気で明るい文体、ミステリアスさを感じる文体、などなど。
決まった活字の組み合わせで文章を書くだけなのに、性格が表れるといいますか。
文章も話し言葉と同じといえば同じなので、人に話している感覚で文字にするとその人の雰囲気が出るのでしょうね。
話し方にクセがあるように、文章にする時もクセが人それぞれにあるように感じます。
自分が書く文章に関していえば、「文章がくどい」「文章が長い」「似た表現で繰り返す」「語彙力が乏しく平凡な表現」だなと若干の自覚があります。
ちなみに、私が勤めているところは小さな出版社です。
大手でもないので、それほど多くの人の文章や作品に触れてきたわけじゃないですが、書き手によってその表現力や内容やクセはさまざま。
でもどんな文章でも、書き手が何か伝えよう、何か形にして残そう、と思って書いているのであれば、そこに愛着すら感じたりして、編集として頑張ってお手伝いしたいなと思うわけです。
とは言っても、内容や書き方が不快に思える文章もないことはないので、すべて綺麗ごとで収めるつもりもないですが。
先日、たまたま在日外国人の方のエッセーを読む機会があり、原稿を読んだのですがこれがまたチャーミングな文章で。
その人もきっとチャーミングな方なんだろうなと思いを馳せながら。
愛らしい言葉遣い、ほっこりするエピソード、使うフレーズやニュアンスや語尾や文章の組み立て方でこうもお茶目な人柄が見えるのかと感心しました。
だからといって自分がここで書くときは、構えず気負わずカッコつけず、自然体で気ままに書いていけたらいいなと思います。
(どっちみちそんなに上手く書けないですけどね)