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横道にそれぎみドラマ感想
冬ドラマもいろいろ始まりましたね。今回はドラマの本筋ではないところの、たいしたことない感想&印象を少しばかり。私の個人的感想なので、あまり気にせずに読み流してもらえると幸いです。
■テミスの教室
教室が暗い印象。蛍光灯はついているのかしらと余計な世話をやいてしまいます。生徒が自習しているルームも勉強するには薄暗い。演出なのかもしれませんが、ドラマの舞台となるセットや建物室内の雰囲気はイメージに影響するような。
■スタンドUPスタート
竜星涼さんの足が長いですね!スタイルの良さに見とれます。
■大奥
堀田真由さんと福士蒼汰さんの演技に泣けました。
森下佳子さんの脚本も光っているのでしょうね。
エンディングの幾田りらさんの歌がとてもいいです!
■忍者に結構は難しい
ドラマに出てくる一軒家、どこかで見たことがあると思ったら「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」
「ただ離婚してないだけ」「僕の大好きな妻」のドラマにも使われていた家でした。
「ただ離婚してないだけ」は、不倫絡みで人を殺してしまい、遺体を家の庭に埋めるという怖いストーリーだっただけに、同じ家が別のほっこり系やコメディ系などのドラマに使われていて、建物でも別の顔を見せるんだな~役者だな~、と感心したのでした。
■その他(最近の傾向など)
ここ2~3年、ドラマの中で男性が料理を作るシーンが多いような気がします。男性が作ってヒロインがそれを食べる、という絵ヅラを最近のドラマでよく見かけます。
朝ドラ「舞いあがれ!」でも、貴司くん(赤楚衛二さん)が舞ちゃん(福原遥さん)にナポリタンを作ってあげてましたよね。
※余談だけど、貴司くんの優しい笑顔に癒されております。
「女性といえば家事や料理をするイメージ」=「今の時代では好ましくないイメージ」を回避するための気遣いというか、単に反感を買わないようにしているだけなのでしょうか。
「家でも男性が料理をする」ような演出や作品が増えるのは、今となっては当然の成り行きなのかも。
そんな「ドラマの料理男子」を私が思いつく限りあげてみました。
・天国と地獄…柄本佑さん(ヒモ男として綾瀬はるかさん演じる彩子の夕食を作る)
・家庭教師のトラコ…中村蒼さん(トラコのために家事全般を担っていた)
・持続可能な恋ですか?…磯村勇斗さん(上野樹里さん演じるヒロインの幼なじみで、ヒロインの実家に居候して料理を作っていた)
※以下、似たりよったりなので細かくは割愛しますが、どれも料理男子系な役どころでした。
・私の家政婦ナギサさん…大森南朋さん
・極主夫道…玉木宏さん
・ナイト・ドクター…岸優太さん
・和田家の男たち…相葉雅紀さん
・元彼の遺言状…大泉洋さん
・恋なんて、本気でやってどうするの?…松村北斗さん
こうやって見ると結構ありますね。
ただ、ジェンダーとか男女平等を意識しすぎるあまり、ドラマの中で男性が料理をしてそれを仕事から帰ってきた女性が食べる、という場面が多くなっていくと、それこそ男女が逆転した「大奥」の世界にも思えてくるわけです。
そのうち今度は男性が家事をするのが当たり前的な固定観念ができ始めて、再び男女問題のあり方が議論され…もはや堂々めぐり?
かといって女性が料理や洗濯をする主婦という定番だった役も今の時代にはナンセンスというのもありますし…むずかしい。
とはいっても、どれもこれもが料理をする男性とそれを食べる女性という構図ではなく、男性同士、女性同士のパターンもあるので「ジェンダーを意識しつつ、生きづらさから自分らしく生きるライフスタイルを目指す」作品を通して、生き方や価値観を見直す。それが時代の象徴でもある、ということなのかな。
作品を作る側もそれらを意識して、男女どちらがどうであるべきという固定観念を少しづつ解いていき、男女で括ることもない風潮へ誘導していくのは進歩的でもありますね。
本当に横道にそれてしまった独り言なのでした。
※この記事の投稿時は、相葉雅紀さんのことを「相葉マナブさん」と書いていました。TV番組名とごっちゃになっていました!訂正しました。