『大槌高校1年生』が地域課題解決のため、宮古市でフィールドワークを実施。若者の声を取り入れた地域づくりのための施策を考える。
12月5日(火)岩手県立大槌高校の1年生が総合的な探究の時間「ラーニングジャーニー」授業の一環でみやっこハウスに訪問。みやっこベースの活動や、(一社)陸中宮古青年会議所主催の「みやこ未来議会」について説明を行いました。
「ラーニングジャーニー」とは
大槌高校では「SIMおおつち」という大槌町の課題に対する解決策を構想する活動を今年の10月から実施しており、大槌町議会に設定された6つの地域課題テーマに合わせ、総合的な探究の時間で活動を行っています。
ラーニングジャーニーとは、町外で行うフィールドワークのことを指すそうです。
若者の声を取り入れた地域づくり
①磯焼け対策
②若者の地元定着
③消防団の担い手増加
④ふるさと納税
⑤若者の声
⑥鎮魂の森(仮称)の活用
以上の大槌町議会で設定された6つのテーマのうち、「⑤若者の声」を選んだ高校生9名がみやっこハウスに訪れました。
「若者の声を取り入れた地域づくりのための施策を考えよ」というミッションに合わせ、みやっこベースの10年間を振り返りながら事業内容を紹介しながらワークショップを行いました。
大槌町の好きなところを聞いたところ「自然が豊か」「海産物が美味しい」といった意見のほか、「郷土芸能」や「ジビエ」を挙げた高校生も。
大槌町の嫌なところとしては、「遊び場が少ない」という意見が大半を占めていました。(屋内でスポーツしたいという声がちらほら…)
また、商店街チームと魚菜市場チームに分かれ、短時間ではありますがフィールドワーク(街歩き)をし、大槌町と宮古市の街の違いについても考えてもらいました。
みやこ未来議会について
「SIMおおつち」では大槌町内や町外でフィールドワークを行った後、課題解決アイディアを構想し発表会を行うということで、類似性がある「みやこ未来議会」を紹介。
「みやこ未来議会」とは、宮古市の高校生が議員となって地域の課題解決のため高校生自身の考えを市に提言する、(一社)陸中宮古青年会議所による取り組みです。
(一社)陸中青年会議所の村上さんにお越しいただき、実際に高校生が提言したことによって市の制度が変化した事例を説明しつつ、高校生からの質問に答えていただきました。
高校生の感想
高校生の感想を、一部ご紹介いたします。
まとめ
高校生からは「みやっこネイチャークラブやみやっこタウンなどの事業を行ってきて、子供たちにはどのような変化がありますか?」「若者が豊かな人生を送るためのベース作りは、どのように考えていますか?」といった鋭い質問もあり、積極的な姿勢を感じるとともに、こども・若者自身がまちづくりに参加しやすい土台づくりを行うことの重要性を改めて感じました。
若者の声を取り入れた地域づくりのための施策として、高校生からどのようなアイディアが生まれるのか、楽しみですね。